失敗しないウォークインクローゼットのリフォームとは?

「ウォークインクローゼットってどうやって作るの?」

「ウォークインクローゼットのリフォームって費用がどれぐらい?」

ウォークインクローゼットのリフォームを考えた場合、サイズや費用のことで悩んでしまうことでしょう。

この記事では、ウォークインクローゼットのタイプ・レイアウト・費用相場など、ウォークインクローゼットのリフォームで失敗しない方法について紹介します。

ウォークインクローゼットとは?

ウォークインクローゼットとは、広さのある収納スペースのことです。

ウォークインクローゼットは服をまとめて収納できるため、便利です。

カバン・靴・小物類も全てまとめて収納でき、外出時の準備もスムーズになるでしょう。

収納スペースの広さから、季節ごとに入れ替えする必要もありません。

DIYで押入れをウォークインクローゼットにする人もいますが、押し入れサイズでは収納力が不足します。

リフォーム業者に依頼し造作してもらうのが良いでしょう。

ウォークインクローゼットのタイプ・レイアウト

ウォークインクローゼットには、収納方法によりタイプが異なります。

また、収納の量によってもレイアウトは変えるべきでしょう。

ウォークインクローゼットのタイプとレイアウトを知ることで最適な方法で使いこなすことが可能です。

ウォークインクローゼットのタイプ

ウォークインクローゼットのリフォームをする場合、どのようなタイプにするのか把握する方が良いでしょう。

自身の服の種類や量により、合うタイプが異なるからです。

【ウォークインクローゼットのタイプ】ハンガーメイン

普通のクローゼットのように、衣類の収納をメインとします。

ハンガーパイプがたくさんあるため、かける場所ない、といった悩みも解消できるでしょう。

ハンガーにかけたまま服を収納でき、シワになることがなく、便利です。

狭いスペースでも設置でき、使いやすくなっています。

【ウォークインクローゼットのタイプ】壁面収納棚

壁面収納棚は、壁に沿って収納棚が付いたタイプです。

洋服ではなく、バッグ・靴・帽子など洋服以外の収納に適しています。

広いスペースが必要なウォークインクローゼットです。

【ウォークインクローゼットのタイプ】ユニット棚

ホームセンターなどで購入できるユニットキャビネットです。

収納の用途に応じて増やせ、壁面収納棚より安く購入できるのがメリットでしょう。

おもちゃや家電などの収納に適したタイプです。

ウォークインクローゼットのレイアウト

ウォークインクローゼットを設置したら、どのようにレイアウトするのかを考えることをおすすめします。

レイアウトを考えることにより、無駄なスペースもなくなるでしょう。

【ウォークインクローゼットのレイアウト】一列

一列のレイアウトは一面のみ収納スペースとして利用します。

モノがそれほど多くない人に適したレイアウトです。

棚の奥行と人が通る通路の確保は考慮した方が良いでしょう。

【ウォークインクローゼットのレイアウト】二列

ウォークインクローゼットのレイアウトとしてよくあるのが二列のレイアウトです。

二面の壁を収納スペースとして利用します。

家族別に収納を分ける場合に役立ちますが、二畳ほどの広さが必要なため、狭い部屋には向いていないレイアウトです。

【ウォークインクローゼットのレイアウト】L字

L字型のレイアウトは、一列と二列の欠点を補ったレイアウトです。

L字になるように2つの壁に収納スペースを設置します。

一列では収納不足になるが、二列にするには部屋が狭い、といった場合に役立つレイアウトです。

【ウォークインクローゼットのレイアウト】コの字

コの字のレイアウトは壁面全てを収納として利用します。

衣服だけではなく、その他のアイテムも全て収納できるため、便利です。

家族全員のものを収納できるため、部屋が散らかるのを予防できるでしょう。

リノベーション費用を知りたい方は「マンションのリノベーションにかかる費用とは?間取り別予算を紹介!」をご覧ください。

ウォークインクローゼットのリフォーム費用相場

ウォークインクローゼットのリフォームをする場合の費用はどのようになっているのでしょうか?費用相場はウォークインクローゼットのタイプにより大きく異なります。

ここから詳細な費用相場を見ていきましょう。

ウォークインクローゼットのリフォーム費用相場

ウォークインクローゼットのリフォーム費用は小規模なものから大規模なものまであります。

それぞれについて解説しましょう。

棚の造作のみの場合

ハンガーラックなど棚造作のみであれば、費用は高くありません。

しかし、備え付けの棚を作る場合は費用が高くなります。

リフォーム内容 費用相場
棚の造作のみ 15万円程度
備え付けの棚を作る 40万円程度

押し入れを使う場合

押し入れをウォークインクローゼットにリフォームする場合、そのままのスペースでは利用できません。

押入れを解体後、1mほど拡張し、床やクロスの張り替えもします。

和室をウォークインクローゼットにリフォームする場合、部屋自体も洋室へリフォームする必要があるため、追加費用が必要です。

リフォーム内容 費用相場
棚の造作のみ 25万円程度
備え付けの棚を作る 50万円程度
和室から洋室へのリフォーム 16万~31万円

和室を洋室にしたい方は「和室を洋室に!マンションでも可能なリフォームのポイントを紹介」も併せてご覧ください。

新設する場合

利用していない部屋をウォークインクローゼットにリフォームできます。

また、押し入れだけではなく、部屋の一部を利用してウォークインクローゼットにリフォームすることも可能です。

しかし、上記と同様に元々の部屋が和室の場合、洋室にしなくてはなりません。

そのため、追加費用がかかります。

リフォーム内容 費用相場
和室の一部→ウォークインクローゼット 棚の造作のみ 25万円程度
備え付けの棚を作る 50万円程度
洋室の一部→ウォークインクローゼット 棚の造作のみ 20万円程度
備え付けの棚を作る 45万円程度

費用が高くなる場合

ウォークインクローゼットのリフォームで費用が高くなるのは、和室からのリフォームです。

ウォークインクローゼットにする前に和室を洋室にリフォームしなくてはならないため、費用がかさみます。

また、2つの部屋から行き来できるタイプのウォークインクローゼットや、棚の増設、照明にこだわるなどで費用は高額になるでしょう。

費用の抑え方

費用を抑えてウォークインクローゼットのリフォームを行う方法について紹介します。

ドアをつけない

ウォークインクローゼットにドアをつけない選択をした場合、費用を抑えることができるでしょう。

子供が中で遊ぶ、服にホコリが付くといったことも考えられますが、そういったことが気にならない場合はおすすめです。

現状の間取りを活かす

一番良い方法は未使用の部屋をそのままウォークインクローゼットにすることです。

壁やドアを有効活用できるため費用がかかりません。

スペースを狭くする

ウォークインクローゼットは大掛かりなものほど費用がかさみます。

できるだけコンパクトなサイズにし、最低限の広さにすることで費用を抑えてリフォームできます

ウォークインクローゼットのリフォームで失敗しないためには?

ウォークインクローゼットのリフォームで失敗しないためにはどのようなことに気を付けたらいいのでしょうか?ここから注意すべきポイントを見ていきます。

設置場所に注意する

ウォークインクローゼットを設置する場合、生活導線を考えて設置することが重要です。

生活動線を考えた場所に設置することで、スムーズに着替えができたり、洗濯ものを収納しやすくなったりします。

例えば寝室や洗面所、廊下やリビングなどに隣接した場所に置くことで、スムーズに出し入れできるでしょう。

ウォークインクローゼットの収納スペースの目安は最低でも二畳以上必要です。

収納するものが多い場合、さらに広くすることをおすすめします。

4人家族なら4四畳以上のスペースがあれば、収納に余裕ができるでしょう。

また、クローゼット内の廊下の幅は60cm以上にしましょう。

それ以下の幅では狭すぎて、使いづらくなります。

結露や外光に注意する

ウォークインクローゼットはドアを閉じている時間が長く、湿気がたまってしまいます。

その結果結露ができ、カビや虫の原因となるため注意が必要です。

衣類の繊維は水分を吸いこんでしまうため、ウォークインクローゼットにカビが生える原因になります。

ウォークインクローゼットは、北側に配置すると日当たりが悪く、室内との温度差で結露が発生しやすくなります。

ウォークインクローゼットを長持ちさせるには、こまめな湿気対策が必要です。

湿気を防ぐためには閉めっぱなしではなく、意識して扉をあけておくと良いです。

ウォークインクローゼットの部屋に窓を付けられれば、そこから湿気対策をすることもできます。

ただし、直射日光が当たると衣類の日焼けの原因となり、注意が必要です。

この場合は遮光カーテンを使うなど工夫しましょう。

業者選びに注意する

理想のウォークインクローゼットにするには業者選びも大切です。

造作家具に慣れており、デザイン力がある業者がおすすめです。

まとめ

ウォークインクローゼットは、収納力抜群のため使いこなせると非常に便利です。

リフォームする場合は、どのようなタイプのウォークインクローゼットにするか、普段の生活環境も考慮しながら考えましょう。

ウォークインクローゼットのリフォームを和室から作る場合は、費用が高くなるので気を付けましょう。

安心してウォークインクローゼットのリフォームをしたいと望む人は、住宅リフォーム全般の実績が豊富で、アフターフォロー体制も整っているベストリノベーションにお任せください。

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