ビルトイン食洗機の交換はいつ頃?後付け方法など各種ポイントも解説!

家庭用食洗機には卓上型とビルトイン食洗機の2種があり類、それぞれ耐用年数や交換方法などが異なります。

故障や不具合が出てきた場合には修理を依頼することも検討する手段の一つですが、基本的には経年劣化からくる場合がほとんどなので、買い替えを検討した方が良いでしょう。

ビルトイン食洗機の交換方法を知っていれば自分で行うことも可能です。

交換する際のポイントや後付けのやり方など様々な疑問を解説します。

ビルトイン食洗機の交換を行うには

ビルトイン食洗機を長期間使っていると経年劣化や故障によって交換する時がきます。

詳しく見ていきましょう。

ビルトイン食洗機の寿命・交換時期はいつ頃?

ビルトインタイプの食洗機は特定保守製品として扱われており(令和3年8月1日より改定)、メーカーは設計標準使用期間を10年とする必要がありました。

現在も耐用年数に変わりはありませんが、使用する頻度やメンテナンスなどによって寿命は異なります

場合によっては10年が経っても問題ないケースもありますが、経年劣化があるため交換を検討するのが良いでしょう。

買い替えはどこで行う?

買い替え用のビルトイン食洗機を売っている場所を紹介します。

家電取扱店やホームセンターを利用する

ビルトイン食洗機は一般的な家電取扱店やホームセンターなどでも購入できます。

メリットは現在使っている食洗機の型番を伝えることで交換に適した商品を説明してもらえることや、工事込みの料金で購入できることですが、値段は高くなることがデメリットです。

ネット通販を利用する

ネット通販で購入する場合のメリットは店舗で購入するよりも安く済ませられる可能性があります

ただし現在利用しているビルトイン食洗機と同等のサイズかどうか確認する必要があり、取り付けだけを請け負っている家電取扱店やホームセンターはほぼないことがデメリットです。

交換の費用相場はどの程度?

ビルトイン食洗機の交換における相場を見ていきましょう。

家電店に工事込みで依頼した場合

本体代とは別に工事費がかかり、相場は3万〜5万円で本体代金と合わせると9万〜17万円が目安です。

自分の手で交換する場合

自分の手で交換する場合の料金は工具さえあれば本体代金のみですが、電気系統や排水管の接続などが必要なため未経験者は手を出さない方が良いでしょう。

自分でビルトイン食洗機を交換する際のポイント

次は自分で交換する際のポイントについて見ていきましょう。

ただし未経験者であれば無理をしないことも大事で、場合によっては資格が必要なこともあります。

新しい食洗機のサイズに問題がないか調べる

ビルトイン食洗機は幅や奥行きなどがそれぞれ違うため、現在使っているメーカーやサイズと同じかどうか確認しておきましょう。

メーカーによっては食洗機の種類によってサイズが異なるため、ビルトイン食洗機の交換作業時に初めてサイズの間違いに気付くといった報告も多くあります。

給排水の接続が行えているかチェックする

自分でビルトイン食洗機を交換する際に起こりえるトラブルの一つは、給排水の接続がしっかりとできておらず、水漏れしてしまうことです。

接続ができているか試運転で確認し、不具合がないか確かめましょう。

海外製品を国内製品に換えるには電圧変換が必要になる

海外製の食洗機を利用しており国内製品に交換する際には、海外製食洗機の電圧はほとんど200Vのため、分電盤の食洗機専用ブレーカーを100Vに変更する必要があります。

ただし交換作業をするための配線工事には電気工事士の資格を持っていなければならないため、有資格者か電気工事業者への依頼が必須です。

ブログや動画などで詳しく解説しているサイトを参考にする

説明書を読んでも行き詰まった時は、ブログや動画で解説しているサイトが参考になります。

実例として難しかった点や、注意すべき点なども紹介していることが多いため、交換の仕方がわからなくなった際はビルトイン食洗機の交換を解説しているサイトを観ることで問題解決への糸口が掴めるでしょう。

ビルトイン食洗機を後付けする際のポイント

次はビルトイン食洗機を後付けする際のポイントについて紹介します。

自分のキッチンに取り付けられるか​​確認をする

後付けの場合、ガスコンロ下のキャビネットの奥に食洗機用のコンセントがあるか、シンク下に給水・給湯配管に分岐金具と専用排水管があるかを確認します。

設備がない場合は、既設の給排水管から分岐する工事が別途必要です。

食洗機用の電源があるか確認をする

ビルトイン食洗機を使用するにはキッチンの内部にコンセントが必要です。

食洗機用の電源がない場合には、電気工事士の有資格者による分電盤増設工事をする必要があります。

家庭用のコンセントが近くにある場合でもまかなえますが、消費電力の多さでブレーカーが落ちてしまう可能性があります。

自分での判断が難しい場合は専門の業者へ依頼する

後付けはキッチンの状況では後付けができない場合があり、また給排水工事や電気工事などが必要になるため、自分で全てを行うのではなく業者を頼ることも検討した方が良いでしょう。

扉のタイプを検討する

現在販売されている食洗機には、引出型のスライドオープンと扉を前に倒して中のカゴを引き出して使うフロントオープンタイプがあり、スライドオープンタイプの食洗機には浅型のミドルタイプと深型のディープタイプがあります。

家族の人数が多い家庭であれば、食器類のセット時にかがむ必要はありますが収納を多くできるフロントオープンタイプがおすすめです。

腰をかがめず楽に洗浄したい方にはスライドオープンタイプがおすすめです。

複数の会社へ見積もりをお願いすることを検討する

ビルトイン食洗機の後付けは交換と比べても多額の費用がかかってくるため、見積もりを複数の会社へお願いすることで料金を少なくすることを検討すると良いでしょう。

金額だけではなく、アフターフォローや保証など、様々な要素を総合的に判断することが重要です。

業者にビルトイン食洗機の交換を依頼する際のポイント

業者へビルトイン食洗機の交換を依頼するためのポイントについて見ていきましょう。

見積もり価格が適正な業者を選ぶ

ビルトイン食洗機の交換を専門にしている企業の価格はそれぞれ異なります。

値段が安ければ全てが良いわけではありませんが、サポートも充実している料金の高すぎない業者を選ぶことが重要です。

またビルトイン食洗機はPanasonic、Rinnai、三菱電機の3社が販売していますが、見積もりをお願いしようとしている業者が全てのメーカーのビルトイン食洗機に対応していないことも考えられるので、前もっての確認が必要です。

費用が気になる方は「【キッチン入れ替え】費用相場/注意点/キッチンの選び方徹底解説!」をご覧ください。

追加請求されることがないか確認をする

設置中や完了後に何らかの不具合が見つかり、追加で料金の請求があったり、傷が付いたとしても補償の対象外である場合も考えられます。

予想外のトラブルに巻き込まれないよう、追加料金がかかる可能性があるか、アフターサービスがあるかなど事前に確認をすると良いでしょう。

ネットでの口コミ・評価を参考にする

ネットでの口コミや評価も業者を決める上での判断基準になります。

ただし全国的に有名でない企業などの場合は口コミ数が少なく、参考にできないこともあるでしょう。

ネットでの評価で判断することが難しい場合は、今まで業者が請け負ってきた実績を見たり、問い合わせをした内容に丁寧、的確に答えてくれたりするところを選ぶと良いでしょう。

ビルトイン食洗機を長く使うためには

ビルトイン食洗機を長期間使うためには定期的にメンテナンスを行う必要があります。

使用後は残菜フィルターを掃除する

食器類の洗浄が終わったあとは、残菜フィルターに残っているゴミを掃除しましょう。

フィルターを取り外し、汚れやぬめりを取ります。

長期間掃除をしていない状況ではカビや匂いが発生する原因になるため注意しましょう。

2〜3ヶ月に一度は食洗機全体の掃除をする

食器洗い乾燥機洗浄用洗剤やブラシを使い食洗機全体の掃除をしましょう。

蒸気口や庫内の内側などを定期的に綺麗にすることで不具合が起こりにくくなります。

キッチンリフォームについては「マンションでキッチンリフォームをする際の費用相場とは?」も併せてご覧ください。

まとめ

ビルトイン食洗機の耐用年数は10年に設定されていますが、使用状況によって寿命は異なってきます。

交換や後付けを自分で行うこともできますが、未経験者であれば無理をせず業者へ依頼した方が確実です。

ベストリノベーションではビルトイン食洗機に対する豊富な施工実績もあり、お客様に対するアフターサポート体制も整っています

ビルトイン食洗機の交換、後付けの要望があればお任せください。

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