玄関ドアをリフォームするには?費用とお得になるポイントを紹介

「最近玄関のドアがスムーズに開かなくなったな…」「玄関のドアのデザインを変えたい!」という方にはリフォームがおすすめです。

今回の記事では、玄関のドアをリフォームする方法や注意点、さらにはリフォームにかかる費用や、補助金制度を使用したお得なリフォーム方法もお伝えします。

DIYなどを使った、手軽なリフォーム方法もたくさんあるので、自分に合ったリフォーム方法を探したい方は最後まで要チェックです。

玄関のドアが使いやすくなると、毎日のお出かけがより楽しくなるかもしれません。

玄関ドアをリフォームする時期

玄関のドアをリフォームするタイミングは、ドアの素材や形によりますが、築30年程度を目安にリフォームを行うことが多いようです。

木製のドアは、アルミ製のドアよりも自然の影響を受けやすく、壊れやすいため、木製の場合は20年程度でリフォームを行うという方もいるようです。

リフォームする相場

リフォームする相場は、ドアのタイプによっても変わってくるので、それぞれ紹介していきます。

開き戸

開き戸には、片開きドアや親子ドア、両開きドアなどの種類があります。

種類によってリフォーム費用は異なりますが、扉の交換などには15万〜35万円かかることが多いです。

断熱性や防犯性によっての機能に関しても変わるため、あらかじめ業者の方に確認をすることが大切です。

引き戸

引き戸のリフォームは、間口を広げるか広げないかによって価格が変わります。

引き戸のみ変更する場合は、20万〜40万円ですが、間口を広げる場合はより大規模な工事が必要になるため70万円程度かかることがあります。

壁まで広げたい場合は余裕を持った予算設定をすることがおすすめです。

リフォームする前にチェックしておくこと

サイズ

扉のリフォームや交換をする際に最も大事なのはサイズです。

サイズが合わないと、そもそも扉を取り付けることができません。

そうでなくても、断熱性や防犯性が著しく低下してしまうので、しっかりとサイズは確認しましょう。

デザイン

家の中で最も目立つところが玄関です。どの素材を使うか、開き戸がいいのか引き戸がいいのか、なんとなくデザインを思い浮かべた上で依頼をすることが大切です。

断熱性

断熱性を重視することもポイントです。断熱効果のあるドアを選ぶことができると、玄関や家があたかかくなり、快適に過ごすことができます。

セキュリティ

玄関は、そこから家に入る部分なので、セキュリティを保つことも大事です。

施錠方法がどうなっているのかなど、あらかじめ確認しておきましょう。

玄関ドアをリフォームする方法

玄関ドアをリフォームする方法には、DIYと業者に依頼する2つの方法があるので、それぞれ説明していきます。

DIY

DIYの場合を紹介します。

DIY事例

玄関のドアは、DIYでも行うことができます。DIYでできることとしては、パーツやドアノブの取り替え、塗装など見た目に関わる部分から、断熱材の取り付けまで、さまざまなものがあります。

図面を作って玄関のドアを一から作ることも不可能ではありません。

ドアの見た目の雰囲気をチェンジするだけであれば、100均やホームセンターで、シールや飾り付けを購入する、という方法もあります。

DIYのメリットとしては、安く作業できるという利点があります。

しかし、どうしてもDIYだと、劣化のスピードが早かったり、断熱の効果が薄れたりしてしまうので、業者の方に依頼した方が安全だといえます。

リフォーム業者に依頼

リフォーム業者に依頼する場合を紹介します。

素材の選び方

玄関のドアの素材は、金属製と木製に大きく分けられます

金属ドアには、アルミの他スチールやステンレスがありますが、それぞれ重さや耐久性、断熱性について大きな違いがあります。

アルミは比較的軽いですがその分断熱効果は薄く、スチールは素材が重い分、劣化もしにくいと言われています。

木製ドアは、金属ドアよりも軽くて断熱性が高いですが、金属よりも劣化が早いため、定期的にメンテナンスをする必要があります。

機能面だけではなく、デザイン上のこだわりも反映できるよう、どのドアにするか慎重に考えることが重要です。

カバー工法

カバー工法とは、既存のドア枠に、新しいドア枠をカバーするリフォーム方法です。

既存のドア枠を撤去する必要や、壁や床を壊して工事をする必要がないので、安く簡単に作業を行うことができます。

工事の多くは1日で完了するため、時間がないという方にもおすすめです。

しかし、ドアを新しく上から取り付けるため、玄関が狭く感じるようになってしまったり、段差ができてしまったりする、というデメリットもあります。

しっかりとリフォームを行いたい人は、カバー工法だけにこだわるのではなく思い切ってドア全体を改装するという方法を考えてみても良いでしょう。

玄関ドアのリフォームは補助金の申請がおすすめ

玄関ドアをリフォームするときに、補助金が使えることもあるので、紹介していきます。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金

環境省と国土交通省、経済産業省が省エネルギーのために連携して補助金を出す省エネ支援事業がZEHです。

一定の省エネに関する基準を満たすと、補助金を受け取ることが必要です。

受給するためには、環境共創イニシアチブに登録しているZEHビルダーに工事を依頼する必要があるので、工事を依頼する業者と、工事の条件をきちんと確認することが重要です。

断熱リフォーム支援補助金

ガラス、窓、断熱材などの断熱材を使用したリフォームには、断熱リフォーム支援補助金を使用することができます。

この補助金も、利用するためには一定程度の省エネ機能を満たす必要があるため、あらかじめ素材を業者の方と相談しておきましょう。

長期優良住宅化リフォーム補助金

住宅の性能の向上のためのリフォームや、三世帯住宅や子育てに適した住宅にするためのリフォームに使用できるのが、長期優良住宅化リフォーム補助金です。

玄関のドアの他にも大がかりなリフォームをする予定の方は、検討してみても良いかもしれません。

自治体のリフォーム補助金など

省庁だけでなく、各自治体が独自に補助金制度を定めている場合があります。

ただし、DIYには適用されず、業者の方に依頼されたリフォームのみに適用することができます。

業者によっても申請できるかどうかは変わってくるため、各自治体や業者の方に問い合わせをしっかりと行った上で利用を考えてみると良いでしょう。

リノベーションの費用を抑えたい方は「リノベーションの費用の相場は?コストを抑えて行う方法を解説!」も併せてご覧ください。

マンションの玄関ドアの場合

マンションの玄関ドアの場合は、共有部分であるため、個人が勝手に交換することはできません。

マンションでドアの交換を行う場合は、基本的に大規模修繕などが入った時のみなので、注意が必要です。

塗装をするような、一部のリフォームをしたい場合は、住んでいるマンションがドアのリフォームが可能かを確認してから行うようにしましょう。

中古マンションのリノベーションを考えている方は「中古マンションはリノベーション済み購入or自分で!どちらがお得?」も併せてご覧ください。

まとめ

多くの人が一度は経験することの多い玄関のドアのリフォームですが、ドアには様々な素材や種類があるので、デザインや機能にそって新しいドアを選ぶと良いでしょう。

ドアの塗装やドアノブの取り付けなど、DIYでも玄関のドアのリフォームは一部行えますが、十分満足のいく立て付けや見た目にするために、業者の方に依頼することが安全です。

リフォーム業者の方によっては、

補助金を使用することによって工事をお得にすることができる制度を導入しています。

リフォームを考えている方は、利用を検討してみても良いでしょう。

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