キッチンの通路幅の理想のサイズとは?注意したいポイントを紹介

「キッチンの通路幅はどれくらいにすればいいの?」「キッチンの通路幅を決める際の注意点は?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
通路幅はキッチンの使いやすさを左右する重要なポイントです。
狭すぎても広すぎても使いづらくなってしまうため、自分にとってベストな通路幅に調整することをおすすめします。
今回の記事では、キッチンの通路幅の理想のサイズや通路幅を決める際のポイントを解説します。
この記事を読むことで、どれくらいのサイズにすればいいか判断できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
キッチンの通路幅は重要?
キッチンの通路幅は使いやすさに関わってくるので重要なポイントです。
通路幅が狭すぎると複数人でキッチンを使用しにくくなります。
一方、通路幅が広すぎても道具や材料を取るのが大変になってしまいます。
そのため、自分にとってベストな通路幅にすることで、キッチンを快適に使用できるようになるのです。
キッチンをリフォームする場合は、冷蔵庫を置くスペースや導線を配慮した上で、使いやすいキッチンの通路幅を目指しましょう。
リフォーム業者としっかりと相談して、最適なサイズ感を見つけることが大切です。
キッチンの通路幅でのよくある失敗
実際に使用するシーンをイメージできておらず、キッチンの通路幅で失敗するケースも多く見受けられます。
ここでは、キッチンの通路幅でのよくある失敗を紹介します。
冷蔵庫を考慮していなかった
冷蔵庫を置くスペースを考慮しておらず、キッチンの通路幅が狭くなってしまったという失敗が見受けられます。
冷蔵庫から物を取り出すときに当たってしまったり、引き出しを全開にできなかったり、使いづらい場面が多くなってしまいます。
冷蔵庫のサイズは奥行きが70cm前後のものが一般的です。
通路幅はこの冷蔵庫の奥行きを考えてベストな幅に調整しましょう。
中には薄型の冷蔵庫も販売されていますので、そちらも併せて確認することをおすすめします。
スペースを取りすぎた
「キッチンの通路幅が狭くなるのが嫌だからスペースを多く確保した」という方も存在しますが、広ければいいという訳ではありません。
棚や冷蔵庫から材料を取り出したり、食器を準備したりする際に移動する距離が長くなってしまいます。
無駄な動きをなくしたいという方は、スペースが広くなりすぎないように注意しましょう。
ただ、キッチンをインテリアで飾りたい方や、複数人で使用したい方は、少し広めにスペースを確保するとよいかもしれません。
背面収納が使いづらくなった
背面収納が使いづらくなってしまったと感じる人も少なくありません。
通路幅が広すぎる場合、振り向いたときに手に届かない距離に道具や食材があるので、作業が一時的に止まってしまいます。
一方、通路幅が狭すぎると収入棚を開閉する際に中身を取りづらかったり、理想のサイズの棚を設置できなかったりすることがあります。
このように収納の使いやすさにも影響するので、キッチンの通路幅は重要なのです。
2人以上で料理したいのに移動しづらくなった
キッチンを1人ではなく、2人以上で使用したい方は、通路幅を狭くしてしまうと移動しづらくなってしまいます。
熱湯を使用していたり、包丁を使用していたりするので、キッチンでの衝突は危険です。
例えば、友人を招いて一緒に料理するのが好きな方や、ご家族と料理している方は、ある程度のスペースを確保することをおすすめします。
加えて、棚や冷蔵鋼を置いたときのことを考えて、移動できるスペースに調整することが大切です。
キッチンの通路幅の理想のサイズとは?
ここでは、キッチンの通路幅の理想のサイズを紹介します。
70cm
キッチンの通路幅は最低でも70cm程度設けるようにしましょう。
一人暮らしの方や、大きな冷蔵庫、もしくは棚を設置する必要がない方におすすめです。
冷蔵庫や棚を開閉する際は、真正面ではなく横に立って取り出す必要があります。
そのため、使いづらさを感じることもあるので、頻繁にキッチンを利用する方にはおすすめできません。
なお、冷蔵庫の一般的な奥行きは約70cmとなっているので、冷蔵庫が飛び出してしまうため注意が必要です。
80~90cm
キッチンを頻繁に利用する一人暮らしの方や、2人で料理したい方は80〜90cm程度を目安にするとよいでしょう。
70cmの通路は棚を開く際などに使いづらさを感じることがありますが、80〜90cmくらいのスペースがあれば余裕が生まれます。
冷蔵庫の他にもゴミ箱なども設置することが可能です。
ただし、すれ違う時などに不便さを感じることもあるので、2人以上で頻繁にキッチンを利用する方にはおすすめできません。
100~120cm
2人暮らし以上で、キッチンを複数人で利用している方には、100〜120cmを目安にするとよいでしょう。
100cm以上あれば移動する際にも衝突する心配がありません。
ゆとりを持ってキッチンを使えるのでストレスを軽減させることができます。
ただし、棚や冷蔵庫の扉を開けている状態だとぶつかる可能性があります。
朝の忙しい時間帯などはキッチンが混雑し、使いづらさを感じるかもしれません。
大人数で生活している方は、120cm程度はスペースを確保するとよいでしょう。
120cm以上
キッチンのスペースを広々と使いたいという方は、120cm以上を確保することをおすすめします。
大人数でキッチンを使用することがある、ホームパーティーを開催するのが好きなどの場合、120cm以上あれば衝突の心配をせずにキッチンを使用することが可能です。
ただし、一人暮らしの場合は広すぎると感じるかもしれません。
無駄な動きが増えてスムーズに作業を進められない可能性があります。
キッチンの入れ替えについて気になる方は「【キッチン入れ替え】費用相場/注意点/キッチンの選び方徹底解説!」も併せてご覧ください。
キッチンの通路幅を決める際のポイント
キッチンの通路幅はどのように決定すればいいのでしょうか?ここでは、キッチンの通路幅を決める際のポイントを紹介します。
キッチンを使用する人数
キッチンを使用する人数を考慮して、通路幅を決定することが大切です。
一人暮らしの方と大人数で生活している方とでは、キッチンに必要なスペースが変わってきます。
また、一緒に住む人数が変動しやすい場合や、将来的にご家族と使用したい場合などは、あらかじめ広くスペースを確保しておくとよいでしょう。
そのような想定をしておくことで、キッチンでの衝突などを心配する必要がありません。
冷蔵庫のサイズを確認する
冷蔵庫のサイズを確認するとよいでしょう。
併せて食器棚や収納棚などのサイズを確認することをおすすめします。
特にこのような家具・家電を買い換える予定がない場合は、すでに設置している冷蔵庫や棚のサイズにあわせて使いやすい通路幅を決定することが可能です。
閉まっている状態だけでなく、ドアが空いている状態でもサイズを測るとよいでしょう。
また、実際に使用シーンを想定して理想的な数字を測っておくことが大切です。
リフォーム業者と相談する際に、具体的な数字があれば希望にあったキッチンを目指しやすくなります。
まとめ
今回の記事では、キッチンの通路幅の理想のサイズや、通路幅を決める際のポイントを解説しました。
通路幅を考慮せずにリフォームしてしまうと、狭すぎてしまったり、逆に広すぎてしまったりする可能性があります。
しっかりと使いやすいサイズを考えて、通路幅を調整することが大切です。
リフォーム業者を選ぶ際は、このようなポイントをしっかりと考えてくれる業者を選ぶとよいでしょう。
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キッチンのリフォーム費用について気になる方は「キッチンリフォームの費用はどのくらい?相場や費用別のリフォーム範囲をご紹介します」も併せてご覧ください。