マンションでユニットバスをリフォームするには?費用や相場など

ユニットバスと聞くとトイレとお風呂がセットになったタイプを想像する方が多いですが、マンションの浴室で使用しているユニットバスとは、工場で浴室に必要なパーツを一括でつくられているお風呂のことを意味します。

マンションでユニットバスを使用しているけれど、そろそろリフォームをしたいと思ったとき、リフォームに必要な費用や相場はどれくらいか知りたいのではないでしょうか。

今回はユニットバスに焦点をあてて、マンションでユニットバスをリフォームする際の費用や相場を紹介していきます。

ユニットバスのリフォームはどのようなことをするのか?

それでは、ユニットバスのリフォームとはどのようなことをするのでしょうか。

先ほど、ユニットバスは浴室の各パーツが一体化しているパッケージ型でサイズが決まっていると伝えました。

ユニットバスはどのような素材が使われているのか、リフォームの内容や交換時期の目安について紹介します。

素材

ユニットバスの素材は、FRP、人口大理石、鋳物ホーロー、アクリルなど様々な素材が使われています。

それぞれにメリットとデメリットがありますが、一番多く使われているFRPが多く使われている素材で、費用を抑えることができます。

オプション

ユニットバスのリフォームでは、ユニットバスのパッケージをそのまま使用する場合もありますが、オプションを追加することでリフォームの費用も変わります

同じものであっても、業者によっては工事内容や金額が異なることがあるので、見積もりは複数取り寄せましょう。

工事内容

まず現在使用しているユニットバスの解体作業を行い、その後撤去します。

撤去が完了したあと、新しいユニットバスを組み立てて取り付けをした後に最終的な調整を行い完了します。

すでに決められたタイプの設置なので、大体2~3日程度、長い場合でも2週間程度で終わる作業です。

交換目安

浴室は自宅の中で湿気が溜まり、カビが発生するなど汚れやすい場所でもあります。

ユニットバスの交換時期は、商品や素材にもよりますが大体15年ぐらいです。

15年以内であってもカビの匂いが気になり、かつ、浴室内が寒いと感じるようになると保温性も低下しているので、リフォームを考えた方が良いでしょう。

短期間でお風呂のリフォームを行いたい方は「マンションでのお風呂のリフォームにかかる期間と短縮する方法について」をご覧ください。

ユニットバスをリフォームする際の相場

ユニットバスをリフォームする際の費用はどれくらいかかるのでしょうか。

浴槽・壁で使用する素材や、追加するオプション、ユニットバスの設置以外の工事が必要かにより、費用は大幅に変わります。

手ごろなユニットバスであれば、本体価格は30万円程度で通販だとお得なものだと20万円程度より販売されています。

工事費用は内容により異なりますが、30~数百万円までと幅広い価格設定があります。

マンションのユニットバスをリフォームする際の注意点

マンションのユニットバスをリフォームするにあたり工事内容や費用の相場を伝えましたが、いざリフォームを行う際に、どのような点に注意して行うと良いのでしょうか。

リフォームを依頼する会社の選び方や、注意点を紹介します。

リフォーム会社の選択方法

マンションの規約、構造、近隣住民への連絡

リフォームを行う際に、まず確認が必要なのは、リフォームにあたりマンションの規約に抵触していないか確認が必要です。

水回りの場所を変更したい場合などは、制限されている可能性がありますので注意しましょう。

マンションのリフォームの実績がある会社に依頼

まずリフォーム会社を選ぶ際は、何より実績が多い会社を選ぶのが間違いないでしょう。

実績が多いと、ユニットバスの材料仕入れ先が豊富で、費用を抑えてユニットバス本体とリフォームの価格を見積もりしてくれることも多くあります。

予算、工事日程、突然の変更は止めましょう

しっかりリフォームに関する予算や日程を打ち合わせして納得してから依頼しましょう

いったん依頼した後で工事日程の変更や、追加を依頼してしまうと、追加料金が発生するなど、完成が大幅に遅れてしまう可能性もあります。

ジェットバスは要注意

新しくリフォームをする際にジェットバスを導入したいと考える方もいるでしょう。

ジェットバスについては上記と同じようにマンションの規約や構造を確認して、規約に抵触しないか確認しましょう。

振動や騒音が発生することで隣室や階下の方の迷惑になることもあります。

リフォーム時期の考え方

ユニットバスや浴室には経年劣化が起こります。

例えば、洗い流した身体の汚れや、床の隅やパッキン部分などに溜まっているカビが溜まっていくと、それが劣化の原因になるのです。

基本は、15年程度がリフォーム時期の目安です。

素材によっては、もっと持つ場合もありますが、基本は、15年~20年が交換目安です。

その程度の年数使用している場合は、リフォームを検討しましょう。

マンションのお風呂のリフォームを行いたい方は「マンションのお風呂をリフォームする際に失敗しないポイントを解説!」をご覧ください。

リフォームでお風呂のサイズは変更可能?

ユニットバスをリフォームするとなると、今までお風呂が狭いので広くしたいと考える方も多いでしょう。

リフォームの際にサイズUPすることは可能なのでしょうか。

広くした場合のメリットとデメリットを併せて紹介します。

サイズUPについて

ユニットバスは1216サイズから1818サイズまでと様々なサイズに対応しています。

寸法を確認して業者の方と相談してサイズUPすることは可能です。

広くした場合のメリット・デメリット

ユニットバスのサイズUPをすることで、浴槽も広くなりゆったりと過ごせるのは魅力的です。

ただ、浴室を広げることになると、追加の工事が必要になるので、リフォームの費用は高額になりやすく水道代や電気代など光熱費が上がることはデメリットです。

リフォームの費用を安く抑えるには

ユニットバスのリフォームについて費用や相場、注意点を紹介しました。

リフォームの費用が高くてなかなか難しいと考える方に、費用を安く抑える方法を紹介します。

部分的にリフォームをする

カビや湿気による汚れが目立ってきたことでリフォームを検討している際は、脱衣場の壁材や床材を変えるだけでもカビや湿気防止の効果が期待できます。

助成金や補助金を申請する

浴室をリフォームする際は、事前に補助金や助成金が利用できるかを調べましょう。

リフォームする理由が要介護者の介護を理由にしている際は、介護保険から補助が出る可能性があります。

長期優良住宅化リフォーム推進事業という事業もあり、省エネの性能向上のために行うリフォームだった場合、上限金額の設定はありますが補助金を受けられる可能性があります。

また、各自治体により内容は異なりますが、リフォームをする際に補助金を支給する自治体もあります。

条件はそれぞれ異なるので、リフォームを依頼する前に確認しましょう。

お風呂のリフォームの場合は、リフォーム減税対象となる可能性もあります。

利用できる減税制度は、適用されれば所得税から控除されます。

事前に、自分のリフォーム内容が当てはまるのか適用条件を確認してください。

水回りのリフォームを行いたい方は「水回りリフォームの費用が知りたい!相場や費用を考えるポイントなどを紹介します」をご覧ください。

まとめ

これまで、マンションでユニットバスをリフォームする方法や、費用および相場について紹介してきました。

マンションのユニットバスのリフォームには水回りの工事なども含まれるため、リフォームの実績がある業者に依頼するのが良いでしょう。

実績があることでユニットバスの様々なタイプに対応しており、マンションの形状も含めて臨機応変に対応できます。

素材や間取り、オプションで追加する内容によって、リフォーム費用は数十万~数百万円と費用には大きな差が出ている状況です。

予算がそこまで無いという方は、脱衣場の天井や壁、床材を張り替えるなど部分的なリフォームでもカビや湿気防止の対策は可能です。

まずは自分の行うリフォームの内容が減税や補助金の対象になっているのかを調べて、費用を安く抑えてユニットバスのリフォームを実現しましょう。

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