ロフトの増設リフォームにかかる費用!注意点を解説!

「マンションにロフトを増設することはできる?」「ロフトを増設する際にどれくらいの費用を用意するべき?」とリフォームを検討している方もいるのではないでしょうか。

ロフトを設置することで、デッドスペースを収納スペースなどとして活用できますし、節税対策にもなります。

しかし、ロフトのリフォームを実施する前に、工事にかかる費用やデメリット、注意点についても理解することが大切です。

そこで今回の記事では、ロフトの増設リフォームにかかる費用やメリット・デメリットについて紹介します。

この記事を読むことで、どのようなポイントに注意するべきか理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

ロフトの増設リフォームとは?

ロフトリフォーム1

近年、注目を集めているロフトの増設リフォーム。

ロフトを増設することで、デッドスペースを収納子ども部屋などとして活用できます。

一軒家だけでなく、マンションやアパートでもロフトを増設できる可能性があり、スペースを有効活用したい方がロフトの増設リフォームを実施することが多いです。

それでは、そもそもロフトとはどのようなスペースのことを指すのでしょうか?

そもそもロフトとは

ロフトとは、中二階のように設けられた空間のことです。

天井の高さを活かして、一つの部屋を二層にできるので、マンションやアパートに住んでいる方にも人気があります。

屋根裏部屋とロフトは混同されやすいですが、それぞれの概念が明確に定まっている訳ではないので、ロフトは屋根裏部屋の一種として捉えるとよいでしょう。

また、階段を設置してロフトスペースに上がり、別の部屋のように利用できるため、二段ベッドのようにスペースを活用できる場所ともいえます。

ロフトの増設リフォームが注目されている背景

ロフトの増設リフォームが注目されているのはどうしてでしょうか?結論から述べると、デッドスペースを活用したいと考える人が増加しているためです。

デッドスペースとは、家の中において利用できていないスペースのことを指します。

部屋を新たに増設しなくても、ベッドを置いたり、子供部屋として活用したりするスペースを確保できるのです。

近年はインスタグラムやツイッターなどで、デッドスペースを活用した事例を紹介する投稿が多く見受けられるようになりました。

このようにインターネットで情報を集めやすくなったのも、ロフトの増設リフォームが注目されている背景に関係しているでしょう。

ウォークインクローゼット リフォームについては「失敗しないウォークインクローゼットのリフォームとは?」も併せてご覧ください。

ロフトの増設リフォームを実施するメリット

ロフトの増設リフォームでどのようなメリットを得られるのでしょうか?ロフトの増設リフォームを実施するメリットを紹介します。

収納スペースを確保できる

ロフトを増設することで、収納スペースを確保することができます

生活スペースとは別に収納スペースを設けることで、普段時間を過ごす場所の広さを確保することが可能です。

また、ロフトの階段の下も有効活用すれば、棚などを設置できるので、無駄なく収納スペースをつくることができます。

収納スペースでお困りの方は、ロフトを増設することを検討しましょう。

節税対策になる

ロフトの増設リフォームは節税対策にもつながります

固定資産税を選出する際に床面積が基準になるケースがあります。

建築基準法においては、ロフトは部屋として定められていません

つまり、固定資産税の床面積の対象にならないということです。

ロフトは「小屋裏物置等」に分類されますが、小屋裏物置等として認められるにはいくつか条件があるので、リフォーム業者に確認するようにしましょう。

子ども部屋になる

ロフトは天井が低くなりやすいので、子ども部屋として活用する人も多いです。

階段をのぼるロフトは、秘密基地のような感覚があるので、子どもが遊ぶ場所としても人気があります。

また、子どものおもちゃや絵本などを置いておけば、そのまま収納スペースとしても活用できます。

ただし、ロフトは熱がこもりやすいなどのデメリットもあるので、子ども部屋として使用する場合は空調を管理できるように工夫する必要があります。

ロフトの増設リフォームを実施するデメリット

ここまでロフトの増設リフォームを実施するメリットを紹介しました。

ここでは、ロフトの増設リフォームを実施するデメリットを紹介します。

階段が必要になる

ロフトはデッドスペースを活用できますが、階段を設置する場所が必要になります。

階段が生活の邪魔になるという方にはロフトの増設リフォームをおすすめできません。

ロフトに階段ではなく、はしごを設置する場合は、移動する際に危険性が伴うので、子どもがいる家庭などは注意が必要です。

他にも、ロフトを寝室として活用していたら寝ぼけたまま転落してしまった、重いものを収納したいが運びづらいなどのデメリットがあります。

クーラー代がかかる

熱は部屋の上部にこもりやすいため、ロフトの温度は高くなりやすい場所です。

温度が高い場所で過ごすのは危険なので、クーラーを設置して空調を調整する必要があります。

また、換気設備断熱材等なども利用しないと快適な空間を維持できません。

このように部屋として活用する場合はクーラーや、換気設備、断熱材などの費用がかかることを覚えておきましょう。

さらに、ロフトを収納スペースとして利用する場合、熱や湿気に弱い物を収納しないようにすることが大切です。

掃除しにくい

ロフトはデットスペースとして活用できる一方、掃除しにくい点がデメリットに挙げられるでしょう。

天井が低いだけでなく、掃除機を持ち運ぶのに労力がかかります。

また、換気もしにくいため、ホコリがたまりやすいのも懸念点です。

汚れがたまりすぎると掃除をするのが大変になるので、日常的に拭き掃除したり、ホコリを掃いたりして、掃除を実施しましょう。

ロフトの増設リフォームにかかる費用

ロフトの増設リフォームにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?リフォーム費用はどれくらいの面積のロフトを設置するかによっても変わってきますが、50〜100万円程度といえるでしょう。

床を設置するのに20万円程度、壁や照明を設置するのに20万円程度、窓を設置するのに10万円程度かかります。

加えて、断熱リフォームなどオプションを加える場合は40万円程度必要です。

なお、屋根裏をロフト・部屋として使用できるようにするためには、40万円程度用意しなくてはいけません。

ロフトの増設リフォームを実施する際の注意点

ここでは、ロフトの増設リフォームを実施する際の注意点を紹介します。

断熱材を使用する

ロフトの増設リフォームを実施する場合、断熱材を利用するようにしましょう

断熱材を利用することで、外の気温が室内に伝わりにくくなります。

断熱材は天井断熱と屋根断熱にわけられますが、一般的にロフトには屋根断熱が利用されます。

また、グラスウールやロックウール、発泡プラスチックなど断熱材の材質もさまざまです。

それぞれの効果や特徴を踏まえた上で、最適な材質を選ぶようにしましょう。

柵をつける

特にロフトを子ども部屋として使用する場合は、柵をつけるようにしましょう。

ロフトはある程度高さがあるので、そこから転落してしまうと事故につながってしまいます。

柵の幅や隙間のサイズを考えて、安全性の高い環境を目指すことが大切です。

また、ロフトは自分で登れる年齢になるまでは、子どもが利用できないように工夫する必要があります。

見ていないところでロフトに登ってしまい、怪我につながる可能性があります。

風通し対策をする

ロフトには窓が設けられていないパターンも多くあります。

窓がないと風通しを良くするのが難しいため、換気口を取り付けるなどして対策することが重要です。

しっかりと風通しが良くできていれば、温度上昇するのを防げますし、室内の新鮮な空気を保つことができます。

断熱材とあわせて風通し対策をどうするか考えましょう。

天井の高さを確認する

ロフト増設リフォームを実施する前に、天井の高さを確認することが大切です。

天井の高さによって設置できるロフトのスペースが変わってきます。

天井の高さが低い場合、部屋としてではなく、収納や睡眠のためのスペース(二段ベッドのようなイメージ)として利用することをおすすめします。

ある程度高さがある場合、子ども部屋や作業部屋として活用することが可能です。

自分では判断できないという方は、専門的な知識があるリフォーム業者に相談するとよいでしょう。

子供部屋 リフォームについては「子供部屋をリフォームしたい!間仕切りのアイデアや費用などポイントを紹介。」も併せてご覧ください。

まとめ

今回の記事では、部屋のデッドスペースを有効活用したい方に向けて、ロフトの増設リフォームについての基本的な知識について解説しました。

一つの部屋に中二階のようなスペースを設けられるため、収納や子ども部屋としてデッドスペースを活かすことができます。

ただし、階段を設置する必要がありますし、ロフトの気温にも注意しなくてはいけません。

また、部屋の状況や工事の規模によってリフォームにかかる費用が変わってくるので、まずはリフォーム業者に相談し、見積もりを作成してもらうとよいでしょう。

ベストリノベーションはキッチンや浴室、トイレ、内装、外装など幅広いリフォームを扱っています。

ロフトの増設リフォームを検討している方は、サービスの詳細を確認してみてください。

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