リノベーション費用にローンが使える?お得にリノベーションをする方法
近年、働き方改革や新型コロナウイルス蔓延などの影響で、家で過ごす時間が増えている方も多いのではないのでしょうか。
これを機に、家を自分好みに改装したい!という方におすすめなのがリノベーションです。
ローンを使って、自分の予算に合わせてリノベーションを計画することができます。
この記事では、リノベーションの種類と合わせて、リノベーションの費用に当てることができるローンの種類やそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。
リノベーションを行いたい方は必見です。
目次
リノベーションには種類がある?
フルオーダー
フルオーダーは、家全体のリノベーションを行うことを指します。
家を解体して、家の構造以外を大きく変更するスケルトンリフォームが現在では主流になりつつあります。
フルオーダーのリノベーションをお願いすると、家の内装や間取りを変更したり、二世帯住宅にしたりと、家を大幅に模様替えすることができます。
がらっと家の雰囲気を変えたいという方におすすめです。
部分的なリノベーション
家の一部分だけを自分好みに変えたい!という方は、フルオーダーを行わなくても部分的なリノベーションをお願いすることもできます。
部分的なリノベーションにどのようなものがあるのか紹介します。
内装のリノベーション
内装リノベーションでは、壁や床、部屋など、インテリアの一部分の改装を行うことができます。
壁紙やフローリングの張り替えから、畳を張り替えて和室を洋室にリノベーションすることまで、家の雰囲気を自分好みに改装することができます。
外装のリノベーション
家の中身だけでなく、外装もよりスタイリッシュにしたい!という方におすすめなのが外装のリノベーションです。
外壁の塗装や塗り替え、屋根のリノベーションなど、見た目を大幅に改装できるものもあれば、窓に防水加工を行ったり、耐震加工や防犯システムをとりつけたり、といった家の性能を向上させることを目的としたリノベーションも行うことができます。
キッチンのリノベーション
家の中のリノベーションとして人気が高いのがキッチンのリノベーションです。
独立したキッチンからオープンキッチンにするなど、キッチンのレイアウトを大きく変えることによって調理スペースが広がったり、収納を増やすことができたりと、より伸び伸びとキッチンを使うことができるようになります。
機材を一新することもできるので、部分的なリノベーションの中でもおすすめです。
トイレのリノベーション
キッチンや浴室などと合わせて水回りのリノベーションとしてよく行われているのが、トイレのリノベーションです。
便器の取り替えを行ったり、機能を増やしたりといったリノベーションの他に、床や壁の張り替えなど、他の部屋と同じような思い切ったリノベーションも行うことができます。
家のトイレが最近使いにくい方、もっと便利にトイレを使いたいという方におすすめです。
マンションのリノベーションにかかる費用を知りたい方は「マンションのリノベーションにかかる費用とは?間取り別予算を紹介!」をご覧ください。
リノベーションの相場
一軒家の場合
一軒家でフルリノベーションを行う際の価格は、一軒家の規模や施工する範囲によって変わってきますが、基本的には坪単位で目安が定められています。
一坪10万〜70万円が相場だと言われており、フルリノベーションにかかる費用総額は400万〜2500万円だと言われています。
実際にリノベーションを行うときにかかる日数や、建物がどれだけ老朽化しているのかによっても費用は変わるので、あらかじめ予算を定めておいて、どの程度のリノベーションが行えそうか相談をするのがおすすめです。
マンションの場合
マンションの一室のフルリノベーションの相場は、一軒家に比べると割安である場合が多いです。
一坪10万〜25万円のことが多く、フルリノベーションにかかる費用総額は400万〜1000万円のようです。
マンションは一軒家と異なり、建て替えをする必要がないので、こだわりが強くない場合には1000万円以内に収まることも多いようです。
ただし、リノベーションを行う際には業者の方が出入りしたり、騒音が出たりするので、マンションの理事会や近隣の方にリノベーションを行う許可をとる必要があります。
部分的リノベーションの相場
各部分のリノベーションの相場は以下の表の通りです。
リノベーションの種類 | 相場 |
---|---|
キッチン | 50万〜250万円 |
トイレ | 10万〜50万円 |
浴室 | 100万〜200万円 |
内装 | 5万〜50万円(施工場所により変動) |
外装 | 50万〜200万円(施工場所により変動) |
フルリノベーションを行う時間や予算がないという方でも、一部分のリノベーションだと行いやすいです。
予算や家の状況と合わせて考えてみると良いでしょう。
この費用はあくまで目安であり、行うリノベーションや業者の方によって価格が変わってきます。
納得できるリノベーションを行うためにも、打ち合わせからプラン作成まで、丁寧に行ってくれる業者の方へ問い合わせると良いでしょう。
リフォームの費用を知りたい方は「100万円でどれくらいリフォームできる?リフォームの相場を紹介」をご覧ください。
リノベーションする際のローンの種類
住宅ローン
マイホームを購入する時などに使われる住宅ローンですが、金融機関によってはリフォームのみでも住宅ローンを借りることができます。
審査が厳しいこともありますが、借入額が大きく、返済期限も長いので大掛かりなリノベーションに最適です。
au銀行や三菱UFJ銀行などの金融機関が用意している民間ローンや、住宅金融支援機構の【フラット35】や自治体が用意している公的ローンがあるので、使いやすいと感じるものを選ぶと良いでしょう。
さらには、家を購入する際に物件費用とあわせてリノベーションの費用も借り入れができる一体型ローンもあるので、家の購入とリノベーション を同時に行いたいという方には一体型ローンもおすすめです。
リフォームローン
リフォームローンは、今住んでいる住宅をリフォームする場合や、新しく家を買ってリフォームしたい時に使用できるリフォーム専用のローンです。
担保を必要とする有担保型のローンと、担保を必要としない無担保型のローンがありますが、基本的には担保を必要としません。
リフォームに必要な金額の借入れを行うので、最大金額も1000万円程度と少なめです。
その分、返済期限も短く設定されています。
マンションリノベーションを考えている方は「マンションリノベーションのメリットとデメリットとは?詳しく解説!」をご覧ください。
それぞれのローンのメリット・デメリット
住宅ローン
住宅ローンのメリット
- 借り入れ限度額が大きい
リフォームローンの借り入れ限度額が500万〜1000万円までと、リフォームのための最低限の費用であることに比べて、住宅ローンでは1億円までと、借り入れの上限が大きく設定されています。
大規模なリノベーションを行いたいという方に最適ですが、収入状況によって借りられる額が変動することがあるため、確認をする必要があります。
- 金利が低い
金利が低く、返済期限もリフォームローンより長く設定されています。
そのため、長い年月をかけてリノベーションのための費用を計画的に返済したいという方におすすめです。
住宅ローンのデメリット
- 審査が厳しい
借り入れの限度額が大きく、住宅を抵当に入れる必要があることから、審査の要件はリフォームローンよりも厳しいです。
繁忙期では数ヶ月かかってしまうことがあるので、住宅ローンを使ってのリノベーションを考えている方は、余裕を持ったスケジュールを組むと良いでしょう。
リフォームローン
リフォームローンのメリット
- 審査が通りやすい
リフォームローンは、無担保型のものが多く、連帯保証人もいらない場合があるなど、審査が比較的ゆるい場合が多いです。
審査期間も短いので、リノベーションを早く行いたいという方にはリフォームローンはおすすめです。
リフォームローンのデメリット
- 借り入れ限度額が少ない
リフォームローンの借り入れの上限は、500万〜1000万円と決して多額ではありません。
大規模なリノベーションを行おうと思うと、ローンのみでは全ての費用を払うことが難しい場合もあります。
- 金利が高い
審査が通りやすい分、金利が住宅ローンに比べて高いことが多いです。
さらに、借り入れ額が少ない分返済期限も短く設定されているため、使いづらいと思う方もいるでしょう。
まとめ
リノベーションに使えるローンには、リフォームローンの他に住宅ローンがあります。
それぞれ借り入れ額や返済期限、金利などが異なるので、リノベーションの予算や規模によってローンを選ぶと良いでしょう。
リノベーションの種類や相場も紹介したので、リノベーションをしてみたいという方は、ぜひ予算と相談して行ってみることをおすすめします。
理想の家にするために、ローンだけでなくリノベーション 業者も慎重に選ぶことが大切です。
どのくらいの予算でどのくらいのことができるのか、まずは気軽にお問い合わせを行ってみましょう。