狭いトイレはリフォームできる?スペースを増やした方が良いケースとは?

トイレは毎日使用する場所なので、利用しやすいようにリフォームしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?機能性の高い便器と交換する、新しく収納スペースを設置するなど、さまざまな方法で快適な空間を目指すことができます。

しかし、トイレのスペースが限られている場合は、リフォームできるか不安に感じている方も少なくありません。

狭いトイレの場合は、どのようなリフォームを実施できるのでしょうか?また、リフォームをすることで開放感のある空間を目指せるのでしょうか?

今回の記事では、狭いトイレのリフォーム方法を紹介します。

この記事を読むことで、どのようなリフォームを実施すべきか判断できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。

狭いトイレはリフォーム可能?

狭いトイレはリフォームできるのでしょうか?結論から述べると、狭いトイレでもリフォームすることは可能です。

リフォームすることで開放感のある空間を目指すことができますし、より使いやすいトイレを実現できます。

例えば、便器を交換する場合、小さいサイズの便器を選べばスペースに余裕が生まれます。

他にも、棚や水道の位置、ドアなどを工夫することで、より開放感のある空間を目指せるので、まずはどのようなリフォーム方法があるか確認することが大切です。

便器と壁の間は最低50cm以上

先述した通り、狭いトイレでもリフォームは可能ですが、便器と壁の間は最低50cm以上必要です。

この距離がないと、立ち座りする際に頭が壁に当たってしまう可能性があります。

なお、最低限必要になるトイレのサイズとして、幅80cm、および奥行き120cmが目安となります(0.4坪程度のサイズ感)。

マンションの場合は、この程度のサイズ感であるケースが多いです。

スペースに余裕がない場合は小さい便器を選ぶなどして工夫する必要があるため、リフォーム前に業者に確認してもらうとよいでしょう。

狭いトイレにスペースを増やした方が良いケース

トイレの間取りを変えずにリフォームすることもできますが、スペースを増やした方がよいケースもあります。

家族の状況や生活スタイルを考えて、どのようなリフォームを行うべきか考えましょう。

ゆとりが欲しい場合

トイレにゆとりが欲しい方は、間取りを変更するリフォームを検討しましょう。

「トイレが狭いと落ち着かない」、「掃除用具やトイレットペーパーなどを収納できるスペースが欲しい」場合などは、トイレのスペースを増やすことで使いやすい、もしくは過ごしやすい空間を目指せます。

トイレにゆとりがあれば、掃除しやすくなりますし、お花を飾ったりスペースを設けることも可能です。

車椅子やバリアフリーに対応したい場合

家族にご高齢の方や、車椅子を利用している方がいる場合は、バリアフリー設計のトイレにリフォームすることをおすすめします。

ただし、バリアフリーのトイレに作り替える場合はある程度のスペースが必要になることが多いため、スペースを増築するリフォームをするとよいでしょう。

手すりを設置したり、大きめの便器を設置したりする必要があります。

また、介護が必要な場合は、2人入れるスペースが必要になるので、1坪以上を目安にするとよいでしょう。

なお、マンションに住んでいる方は間取りを変更するリフォームが許可されていないことも多いので、工事実施前に必ず管理人に確認してください。

また、間取りを変更するにはコストや日数を要するので、そちらも併せて確認しましょう。

トイレのリフォームはどこに頼むのか気になる方は「トイレのリフォームはどこに頼むべきか?依頼先の決め方を紹介!」も併せてご覧ください。

狭いトイレのリフォーム方法

開放感のあるトイレを目指すにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、狭いトイレのリフォーム方法を紹介します。

小さい便器を設置する

部屋のスペースに余裕を持たせたい方は、コンパクトなサイズのトイレを選びましょう。

タンク部分を小さくしたタイプや、便器が小さくなったタイプのトイレも数多く展開されています。

また、壁付リモコンの種類を選択するだけでも、スペースに余裕が生まれます。

マンションにお住まいの方で、トイレのサイズが0.4坪という場合は、「幅48cm×奥行き75cm以下」のトイレを選ぶことをおすすめします。

このサイズを選ぶことで十分快適にトイレを使用することができます。

開放感のある色に変える

カラーを変更することで、トイレに開放感を生み出すことができます。

色によって部屋のイメージが大きく変わるので、壁紙や床のカラーは重要なポイントです。

例えば、白色の壁紙を選択することで、光が反射しやすくなり、部屋全体が明るくなります。

中には、壁紙のカラーを変更するのではなく、大型鏡を設置する方も見受けられます。

空間に奥行きが生まれるので、広く感じられるのです。

マンションなど、リフォームできる範囲に制限がある場合は、カラーを変えるなどの比較的実施しやすいリフォームを検討するとよいでしょう。

一体型のタイプかコンパクトなタイプの手洗い器を選ぶ

トイレの部屋に手洗い場所を設置したい方は、一体型のタイプかコンパクトなタイプの手洗い器を選ぶとよいでしょう。

一体型のタイプとは、便器の上部に手を洗える場所が付いているタイプで、コンパクトなタイプは小さなサイズの手洗い器のことです。

コンパクトなタイプの場合は設置場所にコーナーを選ぶことで、場所を取らずに設置することができます。

他にもさまざまなタイプのトイレがあるので、自宅に合う種類のトイレを選びましょう。

内開きのドアを変える

ドアの開き方によって、空間に余裕が生まれるかが変わってきます。

内開きのドアの場合は、ドアと便器の間が狭くなってしまうため、ドアを開閉するたびに窮屈さを感じてしまいます。

また、ドアが当たらないサイズのトイレを選ばなくてはいけないため、選択肢が絞られてしまいます。

加えて、ドアを開くときに窮屈だと体勢が崩れやすくなるため、ご高齢の方がいる場合などはドアを変更することをおすすめします。

このような場合は、外開きのドアか、引き戸タイプのドアに変更するとよいでしょう。

ドアによってスペースが制限されることはないので、快適に出入りすることができます。

一体型の収納を設置する

トイレに収納スペースを設置したい場合は、一体型を選ぶとよいでしょう。

一体型の収納は、トイレの端のスペースを利用します。

もしくは、天井や壁を利用して収納スペースを設けることも可能です。

収納スペースを設置できれば、トイレットペーパーや掃除用品なども収納できるので、トイレを利用しやすくなります。

そのため、トイレのスペースが限られている方は一体型の収納を設置することをおすすめします。

狭いトイレを広くする方法

狭いトイレを広くするにはどうすればよいのでしょうか?ここでは、狭いトイレを広くする方法を紹介します。

間取りを変更する

トイレのスペース自体を広くしたい方は、間取りを変更するリフォームを実施するとよいでしょう。

間取りを変更すれば、ドアを変えたり、小さいサイズの便器を選んだりしなくても、開放感のある空間を目指すことができます。

ただし、間取りを変更する工事はコストもかかりますし、日数も必要になります。

また、マンションの場合は間取りを変更するリフォームが許可されていないケースも少なくありません。

もし工事できる場合であっても、ご近所に迷惑をかけることになるので、事前に断りを入れるなどする必要があります。

間取り変更のリフォームができるか確認して、コストや期間などを踏まえた上でリフォームするか決めるとよいでしょう。

トイレのおしゃれなリフォームについて気になる方は「おしゃれなトイレにリフォーム!素敵な空間にするポイントとは?」も併せてご覧ください。

まとめ

今回の記事では、狭いトイレのリフォームを検討している方に向けて、スペースの限られた状態でできるリフォーム方法を紹介しました。

ドアの種類を変えたり、収納や手洗い器の設置場所を工夫したりすることで、開放感のあるトイレを実現できます。

また、車椅子やご高齢の方がお住まいの場合は、間取りを変更するリフォームなども視野に入れるとよいでしょう。

工事日数やコストをしっかりと確認して、希望にかなったトイレを目指すことが大切です。

ベストリノベーションはトイレをはじめ、キッチンや浴室、洗面所などあらゆるリフォームを実施しています。

予算に合わせて幅広いリフォームに対応しているので、興味のある方はお問い合わせください。

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