ベランダのリフォームには何の種類があるの?相場や安くする方法も紹介!

ベランダが欲しい、もっと広くしたい、という方には、リフォームがおすすめです。

室内のリフォームと同じく、ベランダのリフォームも依頼することができます。

ベランダリフォームの相場や、行う際のポイント、さらには安くする方法も行います。

家の雰囲気をガラッと変えることも、少しだけチェンジすることも可能なので、好みのベランダを是非思い描いてみましょう。

ベランダをリフォームするメリット・デメリット

ベランダをリフォームするメリットとデメリットを紹介していきます。

実際にリフォームをする前にしっかりと確認しておきましょう。

メリット

ベランダをリフォームするメリットを4つ紹介します。

洗濯物を外に干すことができる

家の外に取り付けられているのがベランダであるため、ベランダがあることによって洗濯物を外に干すことができます

家の中で洗濯物を干すスペースを取る必要がほとんどなくなることに加えて、晴れている日は洗濯物を天日干しすることも可能です。

電気代を節約できる

ベランダがあると、室内で行っていた洗濯物を外で干せるようになったり、太陽が入ってきたりするので、部屋の電気を使うことが減ります。

そのため、ベランダの増設によって電気代の節約も可能です。

さまざまな物を置くことができる

ベランダにはかなりのスペースがあるため、洗濯物以外にもさまざまな物を置くことができるうえに、実用的な物以外にも植物を置いてリフレッシュするなど、自分の好みのベランダを作ることができるようになります。

プランターで家庭菜園をしているという方も多いので、リフォームしたら自分好みのベランダにすると良いでしょう。

防水加工することができる

ベランダを防水加工にリフォームすることもできます。

ベランダの防水加工には、大きく分けて、シート防水、FRP防水、ウレタン防水、の3種類があります。

シート防水は、その名の通りシートを貼って防水加工する方法です。

シートを貼るため、でこぼこしているような場所には向いていないですが、広い場所で使用するときにおすすめです。

FRP防水は、繊維強化プラスチックを利用した防水方法です。

費用は高いですが、強度がある、防水性が高い、すぐに乾くため時間がかからないといった特徴があります。

ウレタン防水は、膜を張って防水します。

定期的に塗りなおす必要がありますが、費用が安いことが魅力です。

また、継ぎ目なく加工することが可能であるため、仕上がりもきれいなことが特徴的です。

デメリット

ベランダをリフォームするデメリットを2つ紹介します。

建物の耐久性が落ちる

もともとベランダがなかった家にベランダを後付けしたり、拡張をしたりすると、家の構造が変化するため、耐震性や耐久性などに不安が生じる場合があります。

著しく機能が落ちないように、増設の時点で確認をする必要があります。

メンテナンスをする必要がある

ベランダは、ぐらつきやさび、きしみなどさまざまな問題が見られることがあります。

大きな問題が発生するために、定期的にメンテナンスをする必要があります。

メンテナンスは自分だけで行うのではなく、業者の方にきちんと依頼をしましょう。

バルコニーをリフォームしたい方は「バルコニーをリフォームしたい!ベランダとの違いは?種類や相場も紹介」をご覧ください。

ベランダリフォームの種類

ベランダのリフォームは大きく分けて、4つあります。

それぞれのリフォーム方法を紹介していきます。

防水・錆止め工事

防水のための塗料やマットを使用したり、金属でできたベランダが錆びる前に塗料を塗ったりする、ベランダの劣化を防止するためのリフォームがあります。

高いが効果が長続きするもの、安いが別途メンテナンスが必要なもの、というものもあるので、どの工事がいいか確認しておきましょう。

ウッドデッキ設置

ウッドデッキは、ベランダの床を木製の床にリフォームする方法です。

床に木製のウッドデッキを敷き詰めることによって、室内の部屋と同じような落ち着いた雰囲気にすることができます。

サンルーム設置

サンルームは、ベランダを太陽光がさしこむような部屋にしてしまおう、というもので、テラス囲いとも呼ばれます

その他にも、物をおいたり子供が遊ぶためのスペースにできたりと、様々な用途があります。

ベランダ拡張

そもそも、ベランダの面積を広くしたり、ベランダを後付けしたり、といった工事もあります。

大掛かりな工事ですが、家の印象をガラッと変えることができたり、便利に使ったりすることができたりするのです。

ベランダリフォームの相場

ベランダのリフォームの相場は、工事の場所や方法によって変わってくるので注意しましょう。

防水・錆止め工事

防水工事や錆止め工事は、工事を行う部分の面積によって大きく変わります。

基本的な相場では、錆止めの塗装は5万〜10万円、防水の工事は、1平米あたり3000〜8000円でできます。

ウレタン防水よりもFRP防水の効果が高い分、単価も高いです。

ウッドデッキ設置

ウッドデッキの設置には、20万〜30万円がかかります。

木製の床の素材が人工か天然かによっても価格が変わってくるので、予算と見た目のどちらを重要視するかが大切です。

後付けベランダ設置

後付けでベランダを設置する際は、住居の面積にもよりますが、家の広さによっては50万〜100万円で後付けをすることができます。

より広い面積をリフォームしたい場合や、サンルーム・ウッドデッキと組み合わせたい場合は200万円程度を予算としておくと安全でしょう。

サンルーム設置

サンルームは、ベランダを部屋のような形にリフォームすることになるため、費用が格段に安いわけではありません。

既存のベランダを使った工事では40万〜70万円、より本格的にサンルームにリフォームするためには、70万〜100万円かかります。

ベランダリフォームを行う際のポイント

ベランダのリフォームを失敗しないために、ポイントを押さえておきましょう。

日当たりを確認する

ベランダを増設する際、向きによっては、日が全く当たらなくなるということもあります。

そのため、周りに大きい建物がないか、どこに向いて立っている建物なのかをしっかりと確認した上で依頼することがおすすめです。

防犯機能を確認する

ベランダを後から作成するため、盗難などの問題が起こらないかもしっかりと確認する必要があります。

どこに鍵がかかるのか、どの部分の防犯が甘いのか、しっかりとベランダ設計時に自らで確認をしておく必要があります。

また、見晴らしが良すぎると、どのような生活をしているかがばれてしまい狙われる可能性もあるので、注意しましょう。

材質に注意する

ベランダの材質には、金属製のものから木製のものまで、さまざまです。

それぞれさびやすい、自然の影響で劣化しやすい、など様々な問題点があるので、家の様子とベランダの材質をなじませたり、メンテナンスの時期を確認したりという意味でも、あらかじめどの材質を使ってベランダのリフォームを行うのかは確認しておくと良いでしょう。

ベランダのリフォームが可能か確認する

ベランダを新たに設置する場合は、増設ということになります。

地域によっては、建設基準法で定められている範囲を超えてしまう可能性があるため、しっかりと確認することが大切です。

困ったときは業者に確認しましょう。

ベランダリフォームを安く行う方法

少しでも安くリフォームを行うえるポイントを押さえておきましょう。

タイルを自らで調達する

ベランダの床のタイルの入れ替えは、ホームセンターなどを利用して格安に済ませることができます。

DIYの経験がある方や、自分の好みのベランダリフォームを安く行いたいという方には、床の素材を自らで調達することも良いかもしれません。

あらかじめ補修をしておく

ベランダのサビや水漏れなどの問題について、リフォームをする際に一気にお願いをしようとすると、かなりの金額がかかってしまいます。

リフォームの時期の目処が立っている方は、今のうちに定期的なベランダのメンテナンスについて計画を立てておくことをおすすめします。

業者にお問い合わせをする

ベランダに強い業者の方にお願いすることによって、ずさんな工事をされたり、理想と違ったベランダになってしまったり、という危険を防止することができます。

さまざまな業者に見積もりをお願いしたり、無料でお問い合わせを行ったりすることで、自分の理想のベランダを手に入れましょう。

費用を抑えたリノベーションに興味のある方は「リノベーションの費用を抑えるには?安くする裏技を紹介します」も併せてご覧ください。

まとめ

ベランダのリフォームには、定期的なメンテナンスが必要という点はあるものの、ものが置けたり、開放的な気分になったりと、さまざまな良い点があります。

リフォームをする際には、日当たりや防犯機能などに注意すると良いでしょう。

ベランダにも様々な種類があるため、自分好みのベランダにリフォームができるよう、きちんと業者の方と相談しておくことがおすすめです。

新着記事

ユニットバスのリフォームにはどんな工程が必要?契約から工事内……

タイル張りのお風呂をユニットバスにリフォーム!費用やメリット……

トイレに洗面台を付けておしゃれにリフォームしよう!費用やタイ……

キッチンの通路幅の理想のサイズとは?注意したいポイントを紹介

浴室に窓を設置するメリット・デメリットは?種類を紹介

窓リフォームの種類は?費用や注意点も解説