窓のリフォームはどうやって行う?事例や気を付けるべき点を紹介!
皆さんは窓のリフォームを考えたことはありますか?住宅の内装リフォームの内容には様々なものがありますが、中でも窓のリフォームは行われることが多い施工内容の1つです。
部屋を増やしたり、改装したり、間取り変更を行った場合以外でも、普段あまり気にしたことのない窓の状態を見てみるとリフォームを行った方が良い場合もあります。
この記事では、窓のリフォームを考えている人のために、窓のリフォームを行った方が良いシチュエーションや、具体的な窓のリフォーム事例、受け取れる補助金について説明していきます。
目次
窓をリフォームした方が良いのはどんなとき?
まず初めに、窓のリフォームを行った方が良いのはどんな時でしょうか。
ここでは代表的な4つの場合について紹介していきます。
窓が古くなってきたとき
1つ目に紹介するのは、窓が古くなってきたときです。
普段意識することがない窓かもしれませんが、長くその住居に住んでいる場合や中古物件の場合は窓が古くなって傷んでいる場合があります。
窓ガラスに傷がついていたり、サッシやゴムパッキンのゆるみから隙間風が入ってきたりしたらリフォームした方が良いサインと言えるでしょう。
この機会に、今一度自分の家の窓の状態を確認してみることをおすすめします。
防音効果を付けたいとき
2つ目に紹介するのは、防音効果を付けたいときです。
部屋を増設したり、改装したりした場合など、部屋の用途によっては防音効果をつけた方が良いこともあります。
例えば、ピアノなどの楽器を練習する部屋や、映画を大音量で鑑賞するための部屋などが考えられるでしょう。
それ以外にも、外からの騒音を防ぎたい場合にも窓の防音効果を高めるリフォームはおすすめです。
二重窓にしたり、ガラスの素材を変えたりすることで防音効果を付けることができます。
冷暖房の効果を上げたいとき
3つ目に紹介するのは、冷暖房の効果を上げたいときです。
冬や夏に欠かせない冷暖房ですが、窓からは多くの冷気または熱気が入ってきます。
冷房・暖房をつけていても、窓の近くにいくと効果を感じにくいと思ったことがある人は多いのではないでしょうか。
窓のリフォームで、断熱窓に改装すれば、冷暖房の効果を上げることが可能です。
窓そのものを交換しなくても、内窓をつけるだけでも効果を実感することができるので、自分に合った方法でリフォームを行うことができます。
部屋の日当たりを良くしたいとき
4つ目に紹介するのは、部屋の日当たりを良くしたいときです。
これは窓の大きさや向きを変えるリフォームを行った方が良い場合と言えます。
部屋の間取りや窓の大きさ・向きによっては、部屋の日当たりが悪いことがありますが、部屋の日当たりが悪いと部屋全体のイメージが暗くなってしまったり、照明や暖房も必要以上に使ってしまったりします。
それらを防ぐためにも、部屋の日当たりが悪いと感じたら、窓のリフォームを行うのが良いでしょう。
ベランダのリフォームについては「ベランダのリフォームには何の種類があるの?相場や安くする方法も紹介!」も併せてご覧ください。
窓のリフォームはDIYでも可能?
ここまで窓のリフォームを行った方が良いシチュエーションを紹介してきましたが、中にはできるだけ自分でリフォームを済ませたい人も少なくありません。
DIYでリフォームを行うことができれば費用も抑えることができ、自分好みのデザインで作ることができるからです。
結論から言うと、窓のリフォームは内容によってはDIYで行うことも可能です。
内窓のサッシを取り付けるなどの簡単なリフォームであれば、フォトフレームなどをつなげるだけでも作ることができるからです。
一方、完成度を求めたり、窓の大きさや素材を変更したりするリフォームの場合は、自分で行うのは難しいと言えます。
そのような場合はリフォーム会社に依頼することをおすすめします。
費用が気になる方は「マンションのリフォーム費用はどのくらい?部分ごとの相場を紹介!」をご覧ください。
窓のリフォーム事例
ここでは、具体的な窓のリフォーム事例について紹介していきます。
二重窓にする
1つ目のリフォーム事例は、一般的な一重窓を二重窓に変更した事例です。
窓をリフォームで二重窓にすることで、様々な効果を得ることができます。
断熱性が上がることはもちろん、防音材を挟んだガラスを使用すれば防音効果も得ることが可能です。
また、遮熱性のガラスを使えば紫外線のカットなどもできる他、二重に窓があることによってセキュリティ面での効果も期待できます。
自分の目的に合わせた施工を行うことができるので、最も代表的な窓のリフォーム事例と言えるでしょう。
窓を大きくする
2つ目のリフォーム事例は、窓の大きさを変更して、大きくした事例です。
窓を大きくするメリットとしては、日当たりが良くなることの他、部屋全体を明るいイメージに変えることができます。
窓が大きくなる分、断熱性や遮光性、防音面での性能が落ちてしまうこともあるので、サッシやガラスの素材にも注意することが大切です。
納戸を改装する
3つ目のリフォーム事例は、納戸を改装した事例です。
納戸とは、建築基準法で定められた大きさの窓がない部屋のことを指します。
クローゼット程の大きさしかない納戸も多いですが、中にはある程度の広さがあるのにも関わらず十分な大きさの窓がない部屋もあります。
そのような部屋に窓を設置、あるいは窓の大きさを大きくすることで普通の部屋とおなじように居室として扱うことができるのです。
窓のリフォームで受け取れる補助金
ここまで窓の具体的なリフォーム事例について紹介してきましたが、実は窓のリフォームでは内容によっては補助金が受け取れることがあります。
ここでは、窓のリフォームで受給できる可能性がある3つの補助金について説明していきます。
次世代省エネ建材支援事業
次世代省エネ建材支援事業とは、今ある住宅を省エネルギー化するために、省エネ機能のついた建材を用いてリフォームを行う事業を支援する取り組みです。
一般社団法人である環境共創イニシアチブが行っている事業であり、窓のリフォームで良く使われる断熱パネルやガラス、調音建材などを使ったリフォームを行うことで補助金を受けとることができます。
賃貸住宅のリフォームでも対象に入るので、窓のリフォームを行う予定のある人は是非参考にしてみてください。
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
既存住宅における断熱リフォーム支援事業とは、既存の住宅のエネルギー消費の効率を上げ、低炭素化を進めるために、高性能建材を使って行った断熱改修を支援する事業です。
交易財団法人北海道環境財団が行っている事業であり、ガラスや窓、断熱材などの高性能建材の他、家庭用の蓄電システムなども補助の対象に入ります。
新築やオフィスなどの業務用の建造物は補助の対象外なので、注意が必要です。
その他自治体から受け取れる補助金
上記で紹介した2つの補助金以外にも、それぞれの自治体で補助金の支給を行っている場合があります。
補助金の内容や支給条件は自治体によって異なるので、自分が住む自治体のホームページなどで確認するようにしてください。
窓のリフォームは補助対象に入ることも多いので、補助金を支給したいと考えている人は、是非調べてみることをおすすめします。
窓のリフォームで気を付けるべきこと
ここでは、窓のリフォームを行う際に注意すべき点を紹介していきます。
防犯性に注意する
1つ目に紹介する注意点は、防犯性に注意するということです。
多くの場合、窓のリフォームを行った後は、行う前より防犯性が向上しますが、デザインやリフォームの仕方によっては防犯性に劣る窓に代わってしまう可能性もあります。
窓は外部から侵入される際に最も良く使われる場所なので、防犯性は意識して高めるようにリフォームすることをおすすめします。
特に女性の1人暮らしの場合などは、リフォーム会社と相談しながらセキュリティが強化できるようなリフォームを行うと良いでしょう。
建築基準法を確認する
2つ目の注意点は、建築基準法を確認するということです。
建築基準法では、建造物が守るべき様々な基準が定められています。
その中には窓に関する規定もあり、建造物によっては一定の大きさ以上の窓の設置が義務付けられていることもあります。
火事などの災害から身を守るための規定であることもあるので、リフォームを行う際は建築基準法に反さないようなリフォームを行うようにしましょう。
リフォーム会社に相談をする
3つ目の注意点は、リフォーム会社に相談するということです。
窓のリフォームをリフォーム会社に依頼する際は、依頼するリフォーム会社と打ち合わせをしっかりと行うようにしましょう。
見積もりを出してもらうことはもちろん、相談を行う中で新たなリフォーム案が出てきたり、より良い提案をしてもらえたりすることもあるからです。
満足のいくリフォームを行うためにも、リフォーム会社との相談はしっかりと行うことが大切です。
まとめ
ここまで窓のリフォームについて、リフォームを行うタイミングや具体的なリフォーム事例、受け取ることができる補助金について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。
窓のリフォームには様々な施工方法がありますが、リフォームを行う目的に沿って自分に合った改装を行うことが大切です。
ベストリノベーションでは、窓のリフォームを始め、その他にも様々な内装リフォームの事例を扱っています。
窓のリフォームを考えている人は是非参考にしてみてください。