床暖房の設置リフォームにかかる費用と期間は?注意点も解説!
「床暖房ってどうやって設置するの?」「今はついていないけど、設置したい」そんな風に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
床暖房の設置は、リフォーム業者に依頼すれば簡単に設置をすることができます。
この記事では、床暖房の設置リフォームを考えている人のために、設置をおすすめする場所やかかる費用と期間、注意点などを紹介していきます。
目次
床暖房は必要か?
まず初めに、床暖房の設置をおすすめする理由を4点紹介していきます。
安全に部屋を暖めることができる
1つ目の理由は、安全に部屋を暖めることができるという点です。
冬の暖房器具として代表的なストーブやヒーターは、つけたままにしてしまった時や、誤って触ってしまったときに火傷や火事の心配があります。
しかし、床暖房は、床から部屋全体に熱を伝えることで部屋を暖めているため、火傷や火事の心配がありません。
小さい子供がいる家でも安心して使うことができると言えます。
空気が乾燥しない
2つ目の理由は、空気が乾燥しないという点です。
ヒーターやエアコンでは暖かい空気を放出することで部屋を暖めるため、どうしても空気が乾燥してしまいます。
それに比べて、床暖房では伝導熱で部屋を暖めるため、温風が出ることもなく空気を乾燥させることがありません。
乾燥肌の人や喉を傷めやすい人にもおすすめの暖房器具と言えます。
体感温度が上がりやすい
3つ目の理由は、体感温度が上がりやすいという点です。
床暖房はその部屋全体の床から熱を放出しているため、床に触れている足から暖まることが可能です。
寒い季節に冷えやすい足先から暖まることで、体感温度も自然に上昇していきます。
また、床全体から部屋を暖めるため、均等に熱を与えることが可能です。
ストーブやヒーターのように、温風があたる一部分だけが暖かいわけではないので、効率的に体を暖めることができる点で、おすすめできると言えるでしょう。
器具の掃除が必要ない
4つ目の理由は、掃除が簡単にできる、という点です。
ヒーターやストーブ、エアコンの掃除など、多くの暖房器具の掃除は意外と手間がかかるものです。
しかし、床暖房は床全体を掃除するだけで良く、暖房器具本体の掃除は必要ありません。
普段忙しくて掃除する時間がない人にもおすすめのポイントであると言えます。
床暖房はマンションでも設置のリフォームが可能か
マンションであっても床暖房の設置リフォームは可能です。
ただし、マンションのリフォームの場合は、マンションごとにリフォームに制限がかかっている場合もあります。
管理ルール上、床の張り替えができないマンションもあるため、そのような場合は床暖房の設置も難しいと言えるでしょう。
間取り別のリノベーション費用を知りたい方は「マンションのリノベーションにかかる費用とは?間取り別予算を紹介!」も併せてご覧ください。
床暖房設置のリフォームをおすすめする箇所
ここでは、床暖房を設置する部屋としておすすめの場所を紹介します。
リビング
1つ目におすすめする場所は、リビングです。
中にはエアコンやヒーターがあるから必要ないと考えている人もいますが、冒頭で説明した通り、床暖房には様々なメリットがあります。
特に、小さい子供がいる家や、エアコンから出る独特の暖かい空気が苦手な人には床暖房がおすすめです。
1日の中で最も長い時間を過ごす場所とも言えるリビングだからこそ、快適に部屋を暖めることができる暖房器具を選びましょう。
トイレ
2つ目におすすめする場所はトイレです。
冬場にトイレに行った時に、リビングとの寒暖差に驚いた経験はないでしょうか?限られたスペースしかないトイレの個室に暖房器具を置くのは難しく、仕方なく寒さを我慢している人も多く存在します。
床暖房を設置すれば、スペースを取ることなくトイレ全体を暖めることが可能です。
また、床からの熱伝導で部屋を暖めるため、カビの心配もありません。
トイレでも快適な温度で過ごしたい人にはおすすめの方法です。
洗面所
3つ目におすすめする場所は、洗面所です。
洗面所もトイレと同様、リビングとの寒暖差を感じやすい場所です。
特にお風呂上がりなど、洗面所の温度が低いとせっかく暖まった体もすぐに冷えてしまいます。
また、洗面所は裸足で歩くことも多い場所なので、床が暖かいだけで体感温度をぐっと上げることが可能です。
薄着で過ごすことも多い場所だからこそ、床暖房の設置をおすすめします。
床暖房設置のリフォームをするときに注意する点
ここでは、床暖房設置のリフォームを行うときに注意すべき点を紹介します。
段差ができてしまう可能性がある
1つ目に紹介する点は、段差ができてしまう可能性があるということです。
床暖房をリフォームによって後付けする場合、今ある床に床暖房を設置して、その上からさらに床を被せる形で工事を行います。
従って、床暖房を設置した部分の床と、床暖房を設置していない元々の床の間で段差ができてしまう可能性があるのです。
リフォーム業者によっては、段差ができないような工夫で床暖房を設置してくれるところもあるので、気になる場合は相談してみると良いでしょう。
適した床の素材を選ぶ
2つ目に紹介する点は、適した床の素材を選ぶということです。
床暖房は床から熱を伝えることで部屋を暖める暖房器具なので、熱に強い素材でないと床が膨張・収縮してしまう可能性があります。
床暖房専用の耐熱性フローリングなどを使用すれば問題はないですが、一般的な素材よりも高い費用がかかることがあるので注意が必要です。
床に置く物に気を付ける
3つ目に紹介する点は、床に置く物に気をつけるということです。
床暖房を設置した場合、床の温度が今までよりもかなり暖かくなることが想定されます。
そのため、直接床に置く物に注意をする必要があります。
スプレー缶など、暖まると破裂の可能性があるものは置かないようにしましょう。
また、本棚やピアノなど、著しく重いものを置いていると床が変形する可能性もあるので、注意が必要です。
自分に合った種類を選ぶ
4つ目に紹介する点は、自分に合った種類のものを選ぶということです。
床暖房には電気式と温水式の2種類があります。
電気式は設置費用が安いものの、その後の電気代がかさんでしまうというデメリットがあります。
一方、温水式の設置費用は高くかかりますが、その後の電気代を節約できます。
床暖房を設置する場所や予算を考慮して、自分に合ったタイプのものを選ぶと良いでしょう。
床暖房設置のリフォームにかかる期間と費用は?
ここでは、床暖房設置のリフォームにかかる費用と期間について、それぞれ紹介していきます。
床暖房設置のリフォームにかかる期間
床暖房設置のリフォームにかかる期間は、5~7日が一般的です。
その間は床暖房を設置している場所には入ることができないため、代わりの場所を考えておくことが必要です。
また、工事自体は数日で終わるものの、設置を考え始めてから打ち合わせや契約期間を含めると1か月~2か月かかることもあるので余裕を持って計画を立てるようにしましょう。
床暖房設置のリフォームにかかる費用
床暖房設置のリフォームにかかる費用としては、一畳あたり5万~12万円が一般的です。
既存の床に床暖房を設置する施行方法の場合は5万~8万円、既存の床を一度撤去してから床暖房を設置する場合は10万円程度かかることが予想されます。
温水式か電気式かによっても値段は異なってくるので、いくつかのリフォーム会社に見積もりを出してもらうと良いでしょう。
リノベーション費用の相場を知りたい方は「リノベーションの費用の相場は?コストを抑えて行う方法を解説!」も併せてご覧ください。
まとめ
床暖房設置のリフォームについて、床暖房のメリットやおすすめの設置箇所、注意すべき点などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
床暖房は他の暖房器具よりも安全・快適に部屋を暖めることができます。
設置費用はある程度かかりますが、床暖房のタイプやリフォーム業者によっては工事費用を安く抑えることも可能です。
ベストリノベーションでは、床暖房の設置を始めとした様々なリノベーション案件を扱っています。
予算やリフォーム内容の相談も受け付けているので、床暖房の設置を考えている人は是非問い合わせてみて下さい。