バルコニーをリフォームしたい!ベランダとの違いは?種類や相場も紹介
家にバルコニーを新しくつけたいという方や、バルコニーの形を変えたいという方には、リフォームがおすすめです。
バルコニーもベランダと同様、大きくリフォームをすることができる場合があります。
バルコニーの種類やリフォームの相場、リフォームのポイントや、安く行う方法を紹介するので、リフォームをしたいという方は必見です。
目次
バルコニーとベランダの違い
バルコニーとベランダの大きな違いは、屋根があるかどうかです。
ベランダは、家の2階以上に取り付けられている、雨や風から家が守られるような場所だといわれています。
しかし、ルーフバルコニーといった屋根があるバルコニーもあるため、大きな区別があるわけではありません。
基本的には同じ機能を持っていることも多いです。
部屋のようにしっかりとした屋根で守られているところがベランダで、広い面積を有しており、ゆったりとした環境のことをバルコニーと呼ぶことが多いです。
バルコニーリフォームの種類
バルコニーのリフォームは、主に5つの種類があります。
バルコニーのリフォームの種類を紹介していきます。
インナーバルコニー
インナーバルコニーは、屋根の上にあり、さらに屋根がついているものを指します。
ベランダとの違いとして、基本的には張り出しがなく、室内に近いということがあります。
屋根に床が覆われているため、雨風を凌ぐ目的にちょうど良いです。
サービスバルコニー
サービスバルコニーは、あまり大きなバルコニーではなく、エアコンの室外機や、その他の小さなものなどを置けるくらいのスペースのバルコニーのことを呼びます。
奥行きは一平方メートル以下のこともあり、そこまで大きいバルコニーより手軽に物置として使えるバルコニーが欲しいという方におすすめです。
ルーフバルコニー
ルーフバルコニーは、屋根の上に設けられるバルコニーのことをいいます。
ベランダやインナーバルコニーよりも面積が広いため、ゆったりと過ごしたり洗濯物を干したりすることができます。
かなり広いため、大きなバルコニーが欲しいという方にはリフォームすることがおすすめです。
回りバルコニー
回りバルコニーは、一般的に想像されている広い長方形のバルコニーではなく、家の周りが囲われている、L字など特徴的な形をしているバルコニーのことを呼びます。
マンションの部屋の一室などにあることが多く、頻繁にみられることはありません。
スカイバルコニー
スカイバルコニーは、家の屋上に作られた広いバルコニーのことを指します。
ルーフバルコニーなどと同じで、開放的な空間であるため、洗濯物をたくさん干したい方や家族で使いたいという方にもおすすめです。
ベランダを安くリフォームしたい方は「ベランダのリフォームには何の種類があるの?相場や安くする方法も紹介!」をご覧ください。
バルコニーリフォームの相場
バルコニーのリフォームの相場を紹介していきます。
場所によって変わってくるので気を付けましょう。
防水工事を行う
水濡れを防止するための塗料を塗ったり、床を防水加工したりするための工事の相場は、5万〜30万円で行えます。
雨漏りを実際に直すなど、一気に補修を行うと相当な金額がかかるので定期的にメンテナンスをお願いすることがおすすめです。
ルーフバルコニーにする
屋根の上にルーフバルコニーにするためには、50万〜80万円がかかります。
バルコニーの交換をすることと予算はほとんど一緒なので、バルコニーの交換だけでは物足りない、より開放的な空間を作りたいという人には、1から屋根の上にルーフバルコニーをつけることもおすすめです。
屋根を取り付ける
屋根を取り付けるのは、30万〜40万円がかかります。
どの程度防水、耐震機能を備えるかによっても値段は大きく変わり、特に自然災害の影響を受けやすい高層階などは、予算が大幅に変わる可能性があります。
屋根がすぐに劣化するということがないよう、素材は慎重に選びましょう。
バルコニーを部屋にする
バルコニーを部屋にする場合は、50万〜150万円と、かなり高額な費用がかかります。
これは、新しい部屋の壁や屋根など、多くのものを一から増築する必要があるためです。
バルコニーを撤去したいという場合には、予算を確認した上でどのようなものにしたいのかをあらかじめイメージしておきましょう。
バルコニーリフォームを行う際のポイント
バルコニーのリフォームを行う際のポイントを紹介していきます。
ポイントを理解して、失敗しないようにしましょう。
日当たりや風通しに気をつける
バルコニーを設置する際、家の向きを考えなければ日当たりが悪くなってしまったり、風通しが悪くなったり、といったことがあるかもしれません。
そのため、周りにはどのような建物があるのか、どの向きに建物を建てたら良いのかをしっかりと確認した上で依頼することがおすすめです。
防犯機能に気をつける
家に新しくバルコニーをつける場合には、見通しが変わるので、盗難など大きな問題が起こらないかもしっかりと確認する必要があります。
設計時に自らで確認をしておく必要があります。
増築に当てはまるか確認する
もともとあった家にバルコニーを増築する場合、そもそもその増築が建築基準法の中で可能なのかを確認する必要があります。
一定規模以上の面積になってしまっていないか、建ぺい率、容積率を超えていないかを確認する必要もあります。
耐震や火災の基準を満たしていないと、バルコニーの増築ができなくなってしまうので、どの程度なら可能なのか、しっかりと理解した上で相談しましょう。
バルコニーリフォームを安く行う方法
バルコニーのリフォームを安く行う方法を紹介していきます。
ポイントを押さえてお得にリフォームしましょう。
保険やサポート業者を活用する
バルコニーが自然災害や火災で大きく劣化した場合には、保険が適用される場合があります。
経年劣化の場合、保険がなかなか適用されないということもありますが、その場合でも、サポート業者がリフォームに関する費用やその他のサポートをしてくれる可能性があるため、自分の家が適用されるかどうか調べたり、問い合わせをしてみたりすると良いでしょう。
DIYを行う
バルコニーもベランダと同様、床やメンテナンスなどをあらかじめ自分で行うことによって、リフォームの費用を大きく抑えることができる場合があります。
ただし、大きな工事をお願いしたい場合には、長持ちしにくいDIYとリフォームが両立しない場合もあるので、予め素材などはしっかりと確認しておきましょう。
業者にお問い合わせをする
バルコニーの工事の経験が豊富な業者の方にお願いすることによって、ずさんな工事をされてしまったり、理想通りのバルコニーにリフォームができなかったり、という危険を防止することができます。
さまざまな業者に見積もりをお願いしたり、無料でお問い合わせを行ったりすることで、誤解がないように自分の希望をしっかりと伝えましょう。
100万円でできるリフォームを知りたい方は「100万円でどれくらいリフォームできる?リフォームの相場を紹介」も併せてご覧ください。
まとめ
ベランダよりも広々とした面積をもち、開放的なバルコニーですが、リフォームによって自分好みのものを手に入れることができます。
しかし、建築基準に当てはまっているかどうか、日当たりや風通し、防犯機能が満たされているかは、基本的に確認する必要があります。
リフォームの費用は、保険やサポート会社に依頼をしたり、DIYをしたりすることによって安くなります。
自分の思い描くバルコニーが手に入るように、気軽にお問い合わせをしてみるのが良いでしょう。