ユニットバスのリフォームにはどんな工程が必要?契約から工事内容まで

ユニットバスのリフォームを検討する際には、ユニットバスの機能やリフォームの契約までの手順、リフォームが完成するまでの日数など、あらかじめ相場を知っておくことによってスムーズなリフォームを依頼することができます。
リフォームに必要な準備などは現在の住宅の状況により大きく異なりますが、本記事ではユニットバスへのリフォームについて検討する上で役立つ情報が満載です。
目次
ユニットバスとは?
ユニットバスとは、メーカーにより既に作成された浴室の商品を示しています。
商品によってその内容が異なりますが、予めそれぞれがどのような特徴を持つ商品なのかについて知っておくことで、自分の希望にあったリフォームを行うことが可能です。
セット売りの商品である
ユニットバスは、基本的にセット売りの商品です。
浴槽や壁、天井に床など、浴室を構成するすべての設備がセットになっています。
また、システムバスという呼称もありますが、こちらもユニットバスと同じ意味を示しています。
種類が複数ある
ユニットバスには複数の種類がありそれぞれ機能や予算が異なるため、ユニットバスのリフォームを考える際には種類選択が大切です。
1点ユニットバス
1点ユニットバスは、浴室のみが独立しているタイプのユニットバスを示しています。
洗い場と浴槽のみという基本的な設備のみで構成されており、様々なメーカーが提供する豊富な選択肢の中から選ぶことが可能です。
洗面台やトイレが浴室の外部にあるため、浴室の湿気でカビが生えるなどの可能性を軽減でき、来客時などにも浴室とトイレを別々に使用することが可能であるため、常に浴室周辺を清潔に保ちたいという方におすすめです。
2点ユニットバス
2点ユニットバスは、浴室内に洗面台の設備も備えられているタイプのユニットバスを示しています。
浴室に備えられたシャワー設備を用いて洗面台も同時に洗うことができるため、手軽に掃除ができるというメリットがあります。
トイレが浴室から独立しているため、より利便性を重視したいという方におすすめです。
3点ユニットバス
3点ユニットバスは、浴室に洗面台とトイレの設備が備えられているタイプのユニットバスを示しています。
2点ユニットバスと同様に、浴室内にあるシャワー設備を使用し洗面台や浴槽、トイレを一度に掃除できるため、掃除が簡単であるというメリットがあります。
一方で、トイレが浴室内に設置されており、トイレを使用している最中は浴槽が使用できないなどのデメリットもあるため、来客が多いという方や、家族の人数が多いという方は導入の際に注意する必要があります。
ユニットバスのリフォームを契約するまでの工程
ユニットバスのリフォームには複数の過程がありますが、自分の理想通りのリフォームを行う際にはどのように契約を行うかが重要です。
リフォームのイメージの立て方や、契約の際のポイントについて紹介します。
どんなお風呂にしたいのか具体的にイメージする
ユニットバスのリフォームを行う際には、現在どのような機能面での悩みがあるのかや、より便利にするにはどのような設備が必要かといった、具体的なリフォームのイメージを行っておくことが大切です。
追い焚き機能の追加や滑りにくい安全な床の素材の使用、冬場でも暖かい浴室環境など、問題や要望を明確化することが、リフォームの成功へと繋がります。
上記で挙げた他にも、ミストサウナ機能の追加や浴室乾燥機の導入など、ユニットバスのリフォームでは日々の生活を向上させる様々な施工を行うことができます。
リフォーム業者を探し、契約する
ユニットバスのリフォームを行う際には、業者を調べる際や契約時に確認するべき三つの点があります。
一点目に挙げられるのは、自分の住んでいる地域にあるリフォーム会社を、事例を比較しながら複数での比較を行うことです。
一社のみで判断した場合は、見積もりなどの判断が難しいため、複数の会社を比較した上で会社選択をすることがおすすめです。
二点目に、リフォーム会社を選択後に現在住んでいる住居の状態を確認する現場調査を行う必要があります。
同じ施工の内容でも現在の状況によりリフォームを行う際の家庭が異なる場合があるため、正確な見積もりや必要な日数などを出す上でも、現場調査は重要です。
三点目に、ショールームで実際の設備を見学し、納得のいく商品を予め選んでおく必要性があります。
リフォームが行われた後には変更が難しくなるため、納得のいくリフォームにするためにも現物を確認しておくことが大切です。
ユニットバスの交換について気になる方は「ユニットバスを交換したい!方法やかかる費用について解説!」も併せてご覧ください。
リフォームの工事の工程と日数
ユニットバスのリフォームを行う際には、予め必要な期間の日数や工程の目安を確認しておくことで、リフォーム期間中も快適に過ごすことができます。
作業工程には、水の使用ができなくなったり、騒音が起きたりするものもあるため、作業工程を把握した上でリフォーム期間中の生活をどのように行うかについて予め決めておくのがおすすめです。
主な作業工程
ユニットバスのリフォームは、一般的に次のような作業内容で行われます。
作業の序盤では、家財や床、壁などを保護した上でのリフォームを行うために、職人さんや材料の搬入を行う通路の養生が行われます。
次に行われるのが、既存の浴槽や壁、床などの解体と撤去作業です。
また、ユニットバスの設置に伴い、新しい給水管や排水管の設置や、電気配線の工事が行われます。
基本的なリフォームの前段階の作業が終了した後に行われるのが、ユニットバスを設置するために必要な、コンクリートによる土間の構築です。
土間の完成後にユニットバスが搬入され組み立てが行われ、換気扇や照明などの配線の作業も開始します。
浴槽の設置後、ドア周りや壁などの周辺の作業が行われ、そして引き渡しが行われるという流れでリフォームが完了するのが一般的です。
リフォームの日数は平均で5〜10日
ユニットバスのリフォームにかかる目安は、平均で4日から8日間程度とされています。
現在の浴室の状況によってかかる日数は前後するため、予め見積もりの際に作業期間の目安を知っておくことが大切です。
以下では、日数についての目安を考える参考例を説明しています。
在来浴室をユニットバスにする場合
在来浴室からユニットバスへのリフォームをする場合には、目安として7日間から10日間程度の日数が必要です。
浴室の移動や拡張を行う際にはより多くの日数が必要であり、場合によっては2週間から1ヶ月と長期間を要する場合もあります。
そのため、事前にリフォーム会社の方と念入りに打ち合わせをし、作業期間の生活を確保した上でリフォームを行うことをおすすめします。
古いユニットバスから新しいユニットバスにする場合
元々がユニットバスであり、新しいユニットバスへのリフォームをする際は、2日から6日程度が目安です。
以上は目安の日数であるため、リフォームの内容によってはさらに日数が必要とされる場合もありますが、一般的に住宅の浴室が既にユニットバスである場合には、在来浴室からのリフォームに比べて短期間で施工を終了することができます。
ユニットバスのリフォームの工程・期間が増えるケース?
ユニットバスのリフォームの工程や期間は、リフォーム内容により大きく前後します。
リフォームが長期的になる可能性がある施工内容について、リフォームの期間が長引くのが心配であるという方は、ぜひ確認することをおすすめします。
壁を壊す場合
ユニットバスのリフォームでは、壁を新たに作り直す必要がある際にはより日数がかかる場合が多いです。
壁の造作の有無はリフォーム前の打ち合わせ段階で知ることができるため、入念に確認しておくことをおすすめします。
お風呂の場所を移動させる場合
浴室を移転する場合には、暖気や水道、ガスなどの配管工事も同時に行う必要があり、2週間から1ヶ月ほどの期間が必要です。
長期的なリフォームになるため、予めリフォーム会社との見積もりや打ち合わせを進めた上で、リフォーム期間中の生活について検討しておくことをおすすめします。
オーダーメイドの場合
オーダーメイドのユニットバスのリフォームを行う場合には、工事前の打ち合わせ段階から日数がかかるという場合が多いです。
また、発注した製品の制作時間も必要であるため、通常のユニットバスのリフォームよりも完了までに日数を要する可能性があります。
お風呂が想像した以上に劣化していた場合
現在の浴室や浴槽に激しい劣化がある場合は、リフォームの期間が長引く場合が多いです。
また、リフォームを進めていく中で劣化が判明し、当初見積もっていた費用よりもさらに高額な費用がかかったというケースもあります。
浴室や浴槽の劣化が心配であるという方は、予めリフォーム会社にその旨を伝えておくことをおすすめします。
ユニットバスのリフォームで壁壊すか気になる方は「ユニットバスは壁を壊してリフォームするの?工事の流れを説明」も併せてご覧ください。
まとめ
本記事では、ユニットバスのリフォームの際に知っておくべき様々な目安やポイントを紹介しました。
ユニットバスのリフォームでは、日々の生活スタイルを大きく改善させ、より暮らしやすい住宅づくりが可能です。
リフォームを行う際には「ベストリノベーション」での施工をおすすめします。
ベストリノベーションでは、リフォーム前の丁寧な打ち合わせや、予算と要望などに合わせた、毎日の生活をより豊かにできるリフォームが可能です。
リフォームを検討されている方は、ぜひ一度ベストリノベーションの公式サイトを確認することをおすすめします。