お風呂は毎日使用するので日々劣化していきます。

マンションのお風呂をリフォームしたいと考えている人も少なくありません。

しかし、マンションのお風呂をリフォームする際は、注意するべきポイントが多数存在します。

そこで今回の記事では、マンションのお風呂のリフォームで失敗しないためのポイントを解説します。

他にも、工事費用の相場やフォームにかかる費用を抑える方法などを解説するので、マンションのお風呂をリフォームしたい人は参考にしてみてください。

マンションのお風呂はリフォームするべき？

お風呂は毎日使用するものなので、年月とともに汚れが目立つようになり、劣化していきます。

清潔なお風呂を保つためにも、お風呂の状態に応じてリフォームすることが大切です。

しかし、マンションのお風呂の場合はリフォームする際に注意するべきポイントがいくつか存在します。

例えば、リフォームの工事で近所に迷惑をかけないようにする、管理規約を確認する必要があるなどです。

そのため、しっかりと注意点を守った上でマンションのお風呂をリフォームするようにしましょう。

短期間でマンションのお風呂をリフォームしたい方は「マンションでのお風呂のリフォームにかかる期間と短縮する方法について」をご覧ください。

マンションのお風呂のリフォームでできること

ここでは、マンションのお風呂のリフォームでできることを確認しましょう。

壁材・天井材の張り替え

お風呂全体ではなく、一部の壁や天井を張り替えることができます。

気になる部分のみの修復になるので、リフォーム費用を抑えられ、工事期間にも時間を要しません。

例えば、カビが気になるところや、割れてしまったところなど、部分的にリフォームすることができます。

壁や天井を塗装する場合や、タイルを使用する場合などで別途料金がかかることがあるので、事前に料金を確認することが大切です。

ユニットバスの交換

マンションのお風呂のリフォームでは、ユニットバスを交換することも可能です。

ユニットバスは壁や天井、床、浴槽がセットになった浴室であるため、費用や料金が高い傾向にあります。

ユニットバスの交換にかかる料金は、使用する材料や機能、オプションなどによって大きく異なります。

ただし、サイズがあわずにユニットバスに交換できないマンションもあるので注意してください。

給湯器などの交換

マンションのお風呂のリフォームで給湯器を交換する人も多く見受けられます。

給湯器が古くなってしまったり、便利な機能がついていなかったりすることがあるためです。

例えば、追い焚き機能やお湯はり機能を後付けするリフォームができます。

ただし、追い焚き用の配管の設置が必要な場合もあるので注意が必要です。

マンションの場合、給湯器がベランダや玄関の近くに設置されていることがあります。

他の住民との共有スペースに給湯器があると、工事できないことがあるのです。

そのため、給湯器がどこに設置されているか、工事可能な場所なのか確認しましょう。

マンションでユニットバスをリフォームしたい方は「マンションでユニットバスをリフォームするには？費用や相場など」をご覧ください。

マンションのお風呂のリフォームにおける相場は？

結論から述べると、マンションのお風呂のリフォームにおける相場は工事内容によって大きく異なります。

壁材や天井材の張り替えなどの小規模な工事の場合、10万〜30万円に費用を抑えられることが多いですが、ユニットバスの交換をする場合は30万〜150万円かかることがあります。

さらに、テレビ、ジェットバス、暖房乾燥機、手すりなど、オプションを追加すると、費用が高くなるため、業者と相談しながら予算を考えることが大切です。

マンションのお風呂のリフォームにかかる費用を抑える方法

ここでは、マンションのお風呂のリフォームにかかる費用を抑える方法を紹介します。

複数の業者を比較する

マンションのお風呂のリフォームを業者に依頼する際に、複数の業者を比較するようにしましょう。

業者によって工事費用が異なるためです。

例えば、A業者の提示する工事費用が30万円だったのに対して、B業者が25万円であるケースも見受けられます。

ただし、サポートや工事内容、アフターケアなどのサービス内容も業者によって異なるので、料金とあわせて確認することが重要です。

料金とのバランスを見ながら自分にとって最適な業者を選定しましょう。

不明点は業者に必ず確認する

お風呂のリフォームに関して、不明点がある場合は必ず業者に確認するようにしましょう。

工事内容や費用について曖昧な認識のまま、いざ工事が始まってしまった場合、依頼内容を後から変更できない可能性があります。

工事前に電話やメールなどでヒアリングしてくれる業者もあるので、希望をしっかりと伝えてお風呂のリフォームを成功させましょう。

予算を決めておく

お風呂のリフォームを業者に依頼する前に、おおざっぱで構わないので予算を決めておくと良いでしょう。

予算にあわせてオプションなどを追加できるだけでなく、業者側もリフォームの提案をしやすくなります。

業者のホームページなどで、工事費用や見積もりを確認できるので、確認してみてください。

ただし、お風呂やマンションの状態によって料金が変わる可能性があるので、まずは問い合わせをすることが大切です。

業者の実績をチェックする

お風呂のリフォームを依頼する業者を選定する際、業者の実績をあわせて確認することをおすすめします。

リフォーム満足度などの実績を確認することで、リフォームに対する評価を判断できるためです。

お風呂の業者を比較しているサイトや口コミなどもあるので、参考にすると良いでしょう。

ただし、あくまでインターネット上の情報になるので、自分で情報の信憑性を判断する必要があります。

補助金を利用する

お風呂のリフォームに補助金が適用されることがあります。

お風呂のリフォームで利用できる可能性のある補助金は以下の通りです。

• 介護保険
• 地方自治体が提供している補助金
• 長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金

それぞれの補助金によって、対象となるリフォームや申請条件、補助金の金額などが異なるため、対象となる補助金があるか調べてみましょう。

例えば、介護保険の補助金を利用する場合は、要支援、及び要介護であると認められる必要があります。

水回りのリフォームをしたい方は「水回りリフォームの費用が知りたい！相場や費用を考えるポイントなどを紹介します」をご覧ください。

マンションのお風呂のリフォームで失敗しないために

ここでは、マンションのお風呂のリフォームで失敗しないためのポイントを解説します。

浴室の場所を移動できない可能性がある

マンションのお風呂のリフォームを考えている人の中には、浴室の位置を変更したいという場合もあります。

ただし、マンションによっては配水管の位置を変更できないため、浴室の場所を移動できないケースがあることを覚えておきましょう。

配水管の位置を変更できないマンションの場合、浴室の位置を変更するのではなく、部分ごとの工事が中心です。

ユニットバスを交換できない可能性がある

マンションによっては、ユニットバスを交換できない可能性があることを留意しておきましょう。

浴室が狭く、サイズのあうユニットバスを用意できないことがあるからです。

しかし、ユニットバスのサイズが小さい場合は、ハーフユニットバスを利用することをおすすめします。

ハーフユニットバスとは、ユニットバスの一部が適用されるプランのことです。

そのため、浴室のサイズが小さいことを懸念している人は、ハーフユニットバスを提供している業者を選ぶようにしましょう。

リフォームで近所に迷惑がかからないようにする

マンションは隣室が近いので、工事で迷惑をかけてしまう恐れがあります。

リフォームで近所に迷惑をかけないように、工事の時間帯や曜日に気をつけましょう。

例えば、日曜日の朝方など、休んでいる人が多い時間帯に工事を行ってしまうと、迷惑をかけてしまう可能性があります。

工事前後に声をかける、お菓子を用意するなどして、近隣の人に配慮することが大切です。

管理規約を確認する

お風呂のリフォームを開始する前に、マンションの管理規約を確認するようにしましょう。

基本的に管理規約には、リフォームに関するルールが記載されています。

お風呂のリフォームに関して、注意事項や守るべき項目があるケースも多いので注意が必要です。

また、リフォームを行う前に管理組合に連絡する必要があります。

マンションの住民に工事について通知したり、リフォームの注意事項を確認したりするためです。

リフォームを行う場合は、管理規約を確認するのと同時に、管理組合に連絡するようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、マンションのお風呂のリフォームを考えている人に向けて、工事費用の相場や注意点ついて解説しました。

お風呂は毎日使用するため、年月を重ねると劣化していきます。

天井や壁の張り替えやユニットバスの交換など、リフォーム内容によって料金や工事期間が異なるため、予算にあわせてプランニングすることが大切です。

マンションでリフォームを実施する際は、リフォームで近所に迷惑がかからないようにする、管理規約を確認するなど注意するべきポイントがいくつかあります。

注意点をしっかりと理解した上で、お風呂のリフォームを成功させましょう。