和式トイレを洋式に変えるには?選び方や相場、安く行う方法も紹介!
和式トイレに比べて、座るだけでよく、どの年代の方にも使いやすい洋式トイレ。
和式トイレに使いづらさを感じたら、リフォームを考えてみても良いでしょう。
リフォームする際に注意した方がいいポイントや、洋式トイレへのリフォームを行う相場を紹介します。
安くするための工夫も合わせて紹介するので、リフォームを検討している方はみてみると様々なヒントが得られるかもしれません。
目次
洋式トイレへリフォームを行う理由
なぜ和式トイレから洋式トイレに変えるのでしょうか?
和式トイレから洋式トイレにリフォームすることにはどんな利点があるのか、説明していきます。
衛生的である
洋式トイレは、排泄物が水没しているので、和式トイレに比べて排泄物の匂いが残りにくいです。
さらに、洋式のトイレは消臭機能やウォシュレット機能など、匂いや汚れを消すためのさまざまな機能をつけやすいため、より清潔に保つことができます。
さらに、洋式トイレは便器が広いために、汚れが飛び散ることも少ないです。
トイレの匂いが気になる、または清掃の負担が大きいことが心配だという方には洋式トイレがおすすめです。
体への負担が少なくなる
和式トイレのほとんどは、しゃがんでする必要があるので、体の小さい子供や、足腰があまり強くない年配の方には和式トイレを使用することが負担になることがあります。
その点、洋式トイレは座るだけでよく、子供向けなどサイズの調節もできるので、無理をしてトイレを使用する必要がなくなります。
そもそも和式トイレを使いづらいと思う方が家にたくさんいる場合は、和式トイレから洋式トイレへのリフォームを考えてみても良いかもしれません。
節水ができる
和式トイレと比べて、洋式トイレの方が使用する水の量が少ないです。
社会として節水が求められるようになったため、洋式トイレの開発とともに一回に流す水を減らす試みがなされていました。
現在では大体3リットル前後で洗浄をすることが可能なトイレもあるようです。
トイレは家でも多く水を使う部分なので、節水をしたいという方にもリフォームはおすすめです。
洋式トイレへリフォームを行う際のポイント
和式トイレから、洋式トイレへリフォームを行う際のポイントが4つあります。
リフォームする前にポイントを知っておかなければ、後で後悔する可能性も出てくるので注意しましょう。
紹介していきます。
トイレの面積を確保する
和式トイレよりも洋式トイレの方が、便座のサイズも大きく、さらには足を置く場所についても十分確保することが必要です。
便座がある部屋の面積を十分確保できない場合は、壁を壊すなど、より大がかりなリフォームが必要になる場合もあります。
トイレのリフォームをする部屋の面積や、設置したいトイレの便器の面積について、あらかじめ確認しておけると良いでしょう。
配管やトイレの構造を確認する
トイレを置く向きや、そもそもの部屋の構造によって、配管が和式のトイレと洋式のトイレでは合わない場合があります。
大掛かりな工事になる場合もあるので、予算に合わせてどの向きのトイレがいいのか、どのような工事が必要になるのかをしっかりと確認した上でリフォームを行うことがおすすめです。
便座の機能を確認する
洋式トイレには、ウォシュレット機能や消臭機能、便座の温度を調節する機能など、さまざまな機能がついている場合があります。
高性能の機能をつけたいといった場合は、予算が大きくなったり、便座を選ぶ必要があったりします。
自分がつけたい機能がつけられない便座だった、ということがないように、求める条件はあらかじめしっかり確認しておくことがおすすめです。
安心できる業者を探す
業者によっては、見積もりや工事がずさんであったり、思ったようなリフォームの結果にならなかったり、ということが起こるかもしれません。
工事が終わってから焦ることがないように、安心できる業者の方と相談を繰り返すことも必要です。
現在では、無料でお問い合わせをすることができる業者の方もいるので、あらかじめ確認をすることができると良いでしょう。
トイレまるごとのリフォームを考えている方は「トイレをまるごとリフォームするには?かかる費用の相場を紹介!」も併せてご覧ください。
洋式トイレにリフォームを行う相場
和式トイレから洋式トイレにリフォームを行う相場は、トイレの種類によっても変わってきます。
それぞれ紹介していくので、実際にリフォームする前に確認しておきましょう。
組み合わせ型トイレの場合
組み合わせ型トイレは、便座とタンクと便器がそれぞれ別であり、組み合わせて設置するという最もオーソドックスな形のトイレです。
最も基本的な形をしているため、リフォーム代金も他の形のトイレと比べると抑えられます。
安いもので35万円程度、高くても50万円程度でリフォームが行えるようなので、手軽に洋式トイレに改修がしたいという方におすすめです。
ただし、トイレの広さの都合でタンクの設置場所がトイレの背面以外のところになってしまう場合は、追加で2〜3万円の費用がかかってしまうことになるので、トイレの構造はしっかりと確認しておきましょう。
一体型トイレの場合
一体型トイレは、便器、タンク、便座の全てが一体になったトイレです。
ウォシュレットなどさまざまな機能が1つにまとまっているために、リフォーム費用としては25万〜55万円で組み合わせ型トイレと比べるとリフォーム費用は多くかかる場合が多いです。
組み合わせ型トイレにさまざまな機能を後付けするよりはお得な場合もあるので、心地よい機能を備えた洋式トイレを最初から考えているという方にはおすすめです。
タンクレス型トイレの場合
タンクレス型トイレは、水を溜めるタンクがないトイレです。
スタイリッシュなトイレであるため、組み合わせ型トイレや一体型トイレと比べても予算は35万〜60万円と高めです。
しかし、場所がそこまで広くなくても設置できる、トイレ全体を広々と使うことができる、というメリットがあるため、高性能かつスタイリッシュなトイレが気になっているという方には、タンクレス型のトイレが最もおすすめです。
水回りリフォームの費用を知りたい方は「水回りリフォームの費用が知りたい!相場や費用を考えるポイントなどを紹介します」も併せてご覧ください。
和式トイレを洋式に安くリフォームする方法
いかに費用を安くするかは、重要なポイントです。
和式トイレを洋式トイレに安くリフォームするポイントを紹介していきます。
介護保険を利用する
住宅の改修を行う方が、要介護と認定される場合など、一部の条件を満たした場合は介護保険を使用しながらリフォームを行うことができる場合があります。
事前に申請をしないと利用できないので、業者の方や、介護の担当者の方にあらかじめ確認をしておく必要があるでしょう。
ローンや補助金を利用する
リフォームを行う際には、リフォームローンが組める場合があります。
トイレのリフォーム以外にも同時にリフォームを行う場合にはローンを使用するというのも良いでしょう。
ローンは費用が抑えられるわけではないものの、頭金は少なくて済みます。
さらに、地方自治体やそれ以外の補助金が使える場合もあるので、早めに申請ができるように調べておくと良いでしょう。
被せるタイプのトイレを選ぶ
本格的なリフォームを行わなくても、ホームセンターなどで販売されている、和式トイレに被せるだけで洋式になるトイレを購入することもできます。
すぐに大がかりなリフォームができないという方は、まずは被せるタイプのトイレで代用するということもおすすめです。
和式トイレの構造や、段差があるかどうかによって被せるものがちがうので、しっかりと確認しておきましょう。
DIYを行う
洋式トイレのリフォームを全て行わなくても、トイレのある部屋のリフォームの一部分は、DIYで行うことができる場合もあります。
床材にクッションフロアを取り入れたり、壁の塗装を自分で行ったりすることによって、便座の交換以外のリフォームにかかる費用を抑えることができることもあるので、DIYができるという方は自分でやってみても良いでしょう。
ただし、業者の方に任せるよりも劣化するまでが短いという点は、気をつける必要があります。
まとめ
洋式トイレには、衛生的である・誰でも使いやすい・節水できるというメリットがあります。
洋式トイレにリフォームをする際には、面積や配管、機能をあらかじめ確認しておく必要があります。
介護保険の利用やDIYを行うことによって、簡単に安くリフォームを行える場合があるので、気になる方は利用してみても良いでしょう。
他のリフォームと同じで、洋式トイレのリフォームも、理想を叶えてくれる業者の方に頼むことが大切です。
まずはお問い合わせを気軽にしてみると良いでしょう。