リフォームして書斎を作りたい!料金は?テレワークでも使える方法も
2022年1月現在、新型コロナウイルスの影響により、テレワークを導入する企業が増えています。
テレワークで仕事をする機会も増えて、自宅の書斎でより快適な時間を過ごしたいと考えている人も多いのではないでしょうか?また、日々の生活に余裕があるうちに書斎をリフォームした人もいるのではないでしょうか?そこで今回の記事では、リフォームでできる書斎のタイプや、リフォームして自宅のスペースを書斎にする方法などを紹介します。
この記事を読むことで、書斎のリフォームをする前に知っておきたい費用感や注意点を理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
リフォームでできる書斎のタイプ
リフォームでどのような書斎を実現できるのでしょうか?ここでは、リフォームでできる書斎のタイプを紹介します。
個室型
まず一種類目として、一室を丸々書斎にする「個室型」が挙げられるでしょう。
個室型は書斎で過ごす時間が長い人や、ミーティングやオンライン商談が多い人などのおすすめのタイプです。
自宅に空き部屋がある人は、そこのスペースを個室型の書斎としてリフォームするとよいでしょう。
例えば、既に一人暮らしをしている子どもが以前使用していた部屋をリフォームするパターンが多く見受けられます。
また、部屋のスペースがない場合でも、ウォークインクローゼットや屋根裏を書斎としてリフォームすることも可能です。
このように工夫次第で、個室型の書斎を目指すことができます。
間仕切り型
二種類目は、完全にスペースを仕切るのではなく、間仕切りで書斎スペースを確保する「間仕切り型」です。
完全に閉ざされた空間ではなく、開放感のあるスペースで作業をしたい人に人気があります。
例えば、リビングの近くに間仕切りを設置して、子供の様子を確認しながら作業を行えるようにする人もいます。
間仕切りに小窓を設ければ、家族の顔を見ながら会話することが可能です。
他にも、空いている部屋がない場合など、スペースに制限がある部屋でも間仕切り型の書斎は設置しやすいといえます。
集中したい時はカーテンで空間を区切れば、個室型に近い形でも利用できます。
既存のスペースに設置型
三種類目のリフォーム方法として、自宅の余裕があるスペースに書斎を設置する「既存のスペースに設置型」が挙げられるでしょう。
余っているスペースがあり、有効活用したい場合や、家族が共有して使いやすい場所に書斎を設置したい場合におすすめのタイプです。
例えば、キッチンの横に書斎を設けることで、料理の間に休憩したり、レシピを調べたりすることができます。
また、間仕切り型と同様に家族の様子を見ながら作業を進めることが可能です。
このように、リフォームで設置できる書斎には様々なタイプがあります。
マンションでミニ書斎を作るには
ここでは、マンションでミニ書斎を作りたい人に向けて、ミニ書斎の設置方法を紹介します。
ミニ書斎とは?
ミニ書斎とは、1〜2畳程度のスペースにデスクと椅子を置くタイプの書斎のことです。
デスクを置けるスペースさえ確保できれば書斎になるので、自宅に余裕のあるスペースがない人でもリフォームできます。
例えば、ウォークインクローゼットや納戸、押し入れ、踊り場、屋根裏、ロフトなどのスペースはミニ書斎として利用可能です。
自宅にスペースがなくてリフォームを諦めている人は、このようなスペースを有効活用できないか再度チェックしてみましょう。
ミニ書斎は広々としたスペースでは落ち着かない人や、隠れ家的な雰囲気を楽しみたい人におすすめです。
キッチン・ダイニングに作る
キッチンやダイニングをリフォームして、ミニ書斎を設置できます。
料理をしながら作業をしたい人や、キッチン周りで過ごす時間が多い人におすすめです。
ただし、キッチンの脇やキッチン内、入り口などに書斎を設置する時に、料理の邪魔にならないようにリフォームする必要があります。
キッチンの前にカウンターデスクを新たに設置して、作業する場所を設ける人も多いです。
カウンターデスクは、お酒を飲んだり、軽くご飯を食べたりする時にも役立ちます。
リビングに作る
リビングをリフォームしてミニ書斎を設置するパターンもあります。
家族とコミュニケーションを取りながら作業できるので、子供がいる家族にもおすすめです。
リビングの壁に棚を取り付けて書斎を設置したり、デッドスペースになりやすいリビングの角を活用したりできます。
また、小上がりの畳スペースをリビングに設けて、リラックスしながら作業を行える和室タイプの書斎を設置することも可能です。
さらに、リビングの書斎は家族が共有で使いやすいので、勉強する必要がある学生の人や、テレワークで働く人がいる家庭に人気があります。
寝室に作る
ミニ書斎は、寝室をリフォームして作ることもできます。
就寝前に読書をしたい人や、朝起きてから着替える前の時間に新聞を読みたい人などにおすすめです。
例えば、寝室の壁際や窓の近く、収納スペースに書斎を設置できます。
また、寝室に間仕切りを設けることも可能です。
寝室はリラックスできる空間なので、リラックスした状態で作業をしたい人に人気があります。
また、就寝前に書斎で読書をしたい人は、ライトを工夫して睡眠を誘発するとよいでしょう。
廊下・デッドスペースに作る
廊下やデッドスペースを活用して、ミニ書斎を設置することも可能です。
ちなみにデッドスペースとは、自宅の中で何にも活かされていないスペースを指します。
例えば、階段下のスペースや部屋の一角などはデッドスペースになりやすいです。
また、廊下の両サイドに本棚を設置して、突き当たりのスペースにデスクを設置することもできます。
ただし、人の行き交いが多い家庭は廊下だと作業に集中できない可能性があるので、一人暮らしの人に人気です。
もちろん、静かなスペースでなくても集中できる人にはおすすめです。
リフォームして書斎にする方法
ここでは、リフォームして書斎にする方法を紹介します。
書斎を設置する場所ごとに説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クローゼット
クローゼットを書斎としてリフォームする場合、まずクローゼットの扉を取り除くかを決めましょう。
ちなみにクローゼットに設けるオフィスは「クロッフィス」と呼ばれています。
クローゼットの扉を残せば、書斎を使わない時はデスクごと収めることが可能です。
しかし、頻繁に書斎を使用する人は扉を取り除くと便利でしょう。
壁上部に棚を設けるなどして、収入スペースも確保するようにしましょう。
押入れ
押入れをアレンジしてクローゼットにリフォームできます。
押入れをリフォームする場合、中段をそのままデスクとして使用できますので、襖を外すところから始めましょう。
中段をデスクっぽくアレンジしたい人は、塗装やシート張りをすることをおすすめします。
また、壁も棚を設置したり、タイルや木材などで飾りつけしたりするとよいでしょう。
押し入れは布団が入るように奥行きがあることが多いので、スペースを活用して収納できるように棚の設置方法なども工夫することが大切です。
床の間
和室にある床の間をリフォームして、書斎化することも可能です。
本来は花瓶や掛軸を飾るスペースとして設けられていますが、あまり床の間を使っていない家庭も多く存在します。
床の間をリフォームする場合、簡単なリフォームでよいのであればデスクを設置するだけで完了します。
床柱の撤去をする、耐震強化をするなどの場合は、追加でコストがかかることを覚えておきましょう。
また、和モダンな雰囲気にしたい人は、設置するデスクや照明、棚などにこだわることをおすすめします。
和室を洋室に変えたい方は「和室を洋室に!マンションでも可能なリフォームのポイントを紹介」をご覧ください。
階段横・階段下
階段横や階段下に書斎を作ることができます。
階段下はスペースが斜めになっているため、スペースの高さを測って、設置するデスクの幅を決めるようにしましょう。
余ったスペースは斜めに変形した棚を用意することで、収入スペースとして活用できます。
また、階段横に書斎を設置する場合も、どれくらいの幅のデスクを設置できるか確認しましょう。
ロフト・屋根裏
天井が低いロフトや屋根裏であっても、座りながら作業をする書斎であれば、空間を有効活用できます。
ロフトや屋根裏に書斎を設置する場合、ある程度スペースがあるケースが多いので、どこの部分にデスクを置くか、どのような書斎にしたいかイメージすることが大切です。
ただし、熱がこもりやすいスペースであるため、クーラーや扇風機などを設置して、快適に過ごせるように工夫する必要があります。
また、断熱材などを活用して高温にならないようにしましょう。
ベランダ
ベランダを書斎としてアレンジするパターンも見受けられます。
外の空気を吸いながら仕事できるので、リフレッシュしたい時などの簡易的な書斎としておすすめです。
部屋の中をリフォームするのとは違って、ベランダは屋外であるため、簡易的なデスクや椅子を用意しておくとよいでしょう。
雨が降った時は、デスクや椅子をすぐにしまえるように、収納スペースを確保しておくことをおすすめします。
また、屋根がないベランダの場合、日除けになるように屋根を設置することが大切です。
植物や花などを置いて、リフレッシュできるようにしましょう。
ベランダのリフォームを考えている方は「ベランダのリフォームには何の種類があるの?相場や安くする方法も紹介!」も併せてご覧ください。
書斎リフォームの費用
ここでは、書斎リフォームの費用を紹介します。
一部屋まるごとリフォームの場合
一部屋まるごとリフォームする場合、50〜100万円を予算として考えておくとよいでしょう。
カウンターデスクは10万円、間仕切り壁は20万円、造り付け本棚は30万円など、どのような書斎をつくるかによっても予算は大きく異なります。
また、リフォーム会社を利用する場合は依頼費も考慮する必要があります。
リフォーム会社を利用する人は、使用する材料や工事の規模、現地までのアクセスなどによって料金が変わるので、一度見積もりを出してみることが大切です。
ミニ書斎の場合
ミニ書斎を自宅の空きスペースに設置する場合、一部屋まるごとリフォームするよりも予算を抑えられます。
すでにデスクや椅子などの家具を持っている人は、ほとんど予算をかけないでミニ書斎を作れます。
新しく家具を購入する場合は、先述した通り、カウンターデスクが10万円、造り付け本棚は30万円、本棚5万円など、必要な家具によってリフォーム費用が変わります。
これに加えて壁や天井、床などをリフォームする場合は、その分の費用も考慮するようにしましょう。
自分で書斎をリフォーム場合に気を付けること
書斎をリフォームする時は、どのような点に気を付ければいいのでしょうか?ここでは、書斎リフォームで気を付けることを紹介します。
空調設備
快適な空間を確保するために、空調設備を整えるようにしましょう。
特にロフトや屋根裏に書斎を設ける場合は、温度が高くなりやすいので、夏場は注意が必要です。
空調が整っていないと、体調に影響が及ぶ可能性があり、仕事に集中できない可能性があります。
また、加湿器や空気清浄機など、必要に応じて用意するようにしましょう。
クーラーを設置する場合、製品以外に2万〜4万円の取り付け費用がかかります。
電源コンセント・照明
書斎にデスクを配置する場合、電源コンセントの位置を配慮する必要があります。
パソコンを使用して作業する人は、電源コードが届く範囲にコンセントがないと、充電するのに不便です。
照明は、明るい状態で作業をするために重要なので、用意するようにしましょう。
照明を使うにも電源コンセントの位置は重要になるので、やはり電源コンセントの位置を考えてデスクを設置する必要があります。
万が一、書斎を設置しようとしているスペースの近くに電源がない場合は、延長コードを利用するなどして工夫することが大切です。
まとめ
今回の記事では、自宅をリフォームして書斎を作りたい人に向けて、リフォームでできる書斎のタイプや、リフォームして自宅のスペースを書斎にする方法などを紹介しました。
自宅のどのスペースを活用したいか、どのような書斎を目指したいかなど、リフォームする前に完成図をイメージする必要があります。
また、自分でリフォームする場合、注意しなければいけないことが多いため、基本的にはリフォーム会社に依頼した方が良いです。
ベストリノベーションであれば、実績も豊富なため、一度お問い合わせをしてみてください。