内装リフォームってどれぐらいかかるのか、失敗しないためにはどうしたら良いのか、築年数が古くなると、家の汚れが気になってくるでしょう。

フルリノベーションが難しい場合でも、内装リフォームをすることで部屋を見違えるようにきれいにできます。

この記事では内装リフォームの種類・費用相場、成功させるポイントについて紹介します。

内装リフォームとは

内装リフォームとは、「壁の張り替え」「床の張り替え」など内装に関するリフォーム全般のことをいいます。

フルリノベーションは、費用がかかるため、躊躇してしまう人も多いでしょう。

しかし、内装リフォームは比較的安い費用で、家の雰囲気を変えたり、生活の質を向上させたりすることができます。

内装リフォームをする場合、内装工事が得意な業者に頼むと安心できるでしょう。

リノベーション費用を抑えたい方は「リノベーションの費用の相場は？コストを抑えて行う方法を解説！」も併せてご覧ください。

内装リフォームの種類と費用相場

内装リフォームと一口にいっても種類はさまざまで、内容により費用も大きく異なります。

ここから、代表的な内装リフォームの種類と費用を見ていきましょう。

【内装リフォーム】壁紙・クロスの張り替え

壁紙やクロスは経年劣化により剥がれたり、色あせたりします。

張り替え時期は5～10年です。

壁は広い面積を占めているため、リフォームするとイメージを大きく変えられるでしょう。

壁紙・クロスの張り替えは、比較的安価でリフォームできるためおすすめです。

リフォームをする前に、メーカーのサンプルの中から張り替えする壁紙・クロスを選びます。

この時、気を付けるべきなのがサンプルと実物の違いです。

壁に張った場合や、昼と夜の違いなど、リフォーム後に後悔しないように見え方についても確認しておきましょう。

【壁紙・クロスの張り替え費用相場】
量産品：1平米800～1,100円
一般品：1平米950～1,500円

【内装リフォーム】床材の張り替え

床材の張り替えも内装リフォームの代表的なものです。

床材は部屋によって選ぶ素材も異なります。

デザインだけではなく、防水性・遮音性なども考え、適した素材を選びましょう。

フローリングへの張り替え

フローリングは無垢フローリングにした場合、費用が、安い素材と比べて2倍以上になることもあります。

無垢フローリングは、自然素材を使用しているため費用が高額です。

複合フローリングは費用が安いですが、経年劣化しやすいのがデメリットでしょう。

クッションフロア・カーペットからフローリングへの張り替えは安価ですが、畳からフローリングへの張り替えは高額です。

【フローリングへの張り替え費用相場】

張り替え前	フローリングへの張り替え費用（6畳）
	複合フローリング	無垢フローリング
フローリング	12万～16万円	15万～20万円
クッションフロア・カーペット	8.3万～15万円	8.8万～18万円
畳	12万～22万円	18万～24万円

【内装リフォーム】間仕切りの設置

家族構成の変化により、1つの部屋では不十分になる場合があります。

子供の成長の度合いにより、子供部屋を仕切って2つの部屋にする際、間仕切りの設置で二つの部屋にすることが可能です。

その他、来客用のスペース、趣味のスペース、テレワーク用のスペースなどさまざまな用途があります。

間仕切りは実際に壁を設置する大掛かりなリフォームから、アコーディオンカーテンのような簡易なものまであるため、用途に合ったものを選びましょう。

【間仕切りの費用相場】

リフォーム内容	費用相場
壁を作る	13万～15万円
壁を作る+電気工事	33万～40万円

【内装リフォーム】間取り変更

間取り変更は内装リフォームの中では大掛かりな工事になることが多いです。

特に、広いLDKにするために、リビングとキッチンを一緒にするリフォームは人気です。

間取り変更リフォームは通常のリフォームより高額となることを頭に入れておきましょう。

【間取り変更の費用相場】

リフォーム内容	費用相場
間仕切り壁の設置	8万～25万円
間仕切り壁の撤去	7万～23万円
クロス張り替え	1千～1.5千円/㎡
フローリング張り替え	3万～6万円
ドアの増設	6万～25万円/枚
壁付けクローゼット増設	10万～40万円/箇所
ウォークインクローゼット新設	18万～80万円/箇所
窓のサイズ変更	25万～50万円/箇所
窓の増設	10万～30万円/箇所
室内窓の設置	10万～20万円/箇所

【内装リフォーム】水回りリフォーム

水回りはキッチン・トイレ・洗面所・浴室などのリフォームです。

リフォーム費用は場所によって大きく異なります。

リフォームのタイミングは10年程度です。

最新の設備は節電機能があるため、リフォームした方が費用も安くなる場合があります。

【水回りリフォームの費用相場】

リフォーム内容	費用相場
キッチンリフォーム	50万～150万円
浴室リフォーム	50万～150万円
トイレリフォーム	15万～50万円
洗面所リフォーム	10万～50万円

水回りリフォームを考えている方は「水回りリフォームの費用が知りたい！相場や費用を考えるポイントなどを紹介します」も併せてご覧ください。

内装リフォームを成功させる4つのポイントとは？

内装リフォームを成功させるにはどのようなことに気を付けるべきでしょうか？ここから成功させる4つのポイントを見ていきます。

【成功させるポイント】デザインの統一感

リフォームを成功させるには、既存の部屋とリフォームする場所に違和感が生じないようにすることが大切です。

リフォームした場所だけおしゃれでも、全体的な統一感がないとチグハグな雰囲気になってしまいます。

【成功させるポイント】色使い

使う色は3色にしましょう。

まず、壁・床・天井など部屋の面積を占めるベースカラーを決めます。

そして、家具・カーテンなど主役となるメインカラー、クッション、ラグなどのアクセントカラーを決めましょう。

【成功させるポイント】素材選び

内装リフォームをする場合、素材選びは大切です。

例えば床材をフローリングにする際、無垢にするのか、複合にするのかなど、さまざまな選択肢があります。

素材選びの際は、デザインだけではなく、使い勝手も重視して選ぶようにしましょう。

内装リフォームの７つの注意点

内装リフォームを検討する場合、予算やタイミングなど注意すべき点があります。

注意点を知ることで失敗のないリフォームができるでしょう。

ここから内装リフォームの注意点について見ていきます。

タイミングの目安

リフォームはタイミングを見極めることが大事です。

リフォームの種類によっては工期が延長となり、その間は生活に支障が出てしまいます。

例えば浴室をリフォームする場合、汗をかきやすい夏場はお風呂に入れないため、避けた方が良いでしょう。

また、GWやお盆など、長期の休みにぶつかる場合も工期が伸びる原因となります。

工事を依頼する場合は工期を把握し、無理のないスケジュールにしましょう。

予算の組み方

リフォームする場合、予算の組み方にも注意しましょう。

リフォーム後に生活が苦しくなるようでは、本末転倒です。

必要な予算は、リフォーム箇所や内容によって異なります。

リフォーム内容によっては仮住まいも必要になるため、その費用も予算に入れる必要があるでしょう。

また、追加工事が発生する場合に備える必要もあります。

業者と綿密に打ち合わせをし、悔いのないリフォームにしましょう。

建物の耐用年数

あまりにも築年数が古い建物は、内装リフォームができません。

無理に工事をすると、ダメージが大きくなるからです。

古い建物は、プランニングの段階では見えなかった柱の腐食やボロボロな配管などのダメージが隠れている場合があります。

リフォームすることによって、ダメージがさらにひどくなることが想定される場合、工事の中断もありえます。

想定以上の費用

内装リフォームでは、いざ工事を始めると想定外の問題が起き、費用がかさむこともあります。

特に間取り変更において、撤去できない壁がある場合は、当初の予定通りに工事ができなくなり、工事延期となることもあります。

また、家の内部構造強化工事の場合も費用が高くなります。

内装リフォームに強い業者の選定

内装リフォームを検討するのであれば、内装に強い業者を選ぶことをおすすめします。

内装に強い業者はインテリアコーディネーターがいるため、デザインについてさまざまなアドバイスをしてくれるでしょう。

業者選びに失敗すると「こんなはずではなかった…。」と後悔する羽目になります。

複数の業者に見積もりを出して、デザインに強い業者かどうか確認する方が良いでしょう。

全体を見たリフォーム

費用を抑えるために、一部だけ壁紙や床の張り替えをする場合があります。

その場合、リフォームしない場所の汚れが目立ってしまうこともあるでしょう。

内装に不満を持ち、追加工事をすると費用がかさみます。

リフォームを検討するのであれば、一度に全てのリフォームを検討した方がお得です。

サンプルの吟味

リフォームで素材選びをする場合、メーカーのサンプルを確認することが大切です。

サンプルは小さいので、模様も大きく見えがちですが、実際に貼ってみると印象が違う場合もあります。

できるだけ大きなサンプルで確認しましょう。

まとめ

内装リフォームには、壁紙やクロスの張り替え・床の張り替えのような手軽なものから、大掛かりな間取り変更のリフォームまでさまざまなものがあります。

内装リフォームをする場合、内装が得意な業者に依頼し、タイミングを見極め、予算の組み方を注意することが必要です。

安心して内装リフォームしたいと望む方は、住宅リフォーム全般の実績が豊富で、アフターフォロー体制も整っているベストリノベーションにお任せください。