フローリングを張り替えるタイミングかも?費用や方法を解説
毎日を過ごす部屋のフローリングは、少し状態が悪かったり、家具を変えたりといったタイミングで張替えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、張替えるべきかの見分け方から、張替える場合の方法、費用などを解説します。
また、専門の業者に依頼する場合の選び方も説明します。
フローリングの張替えでお困りの方はぜひお読みください。
目次
張替えのタイミング
まずは、今張り替えをすべきなのか悩んでいる方に向けて、張り替えを検討すべきタイミングについて解説します。
床がきしむ、沈む
床のきしみは、フローリングの板が湿気や熱などの影響で縮んだり膨張したりすることが原因で起こります。
分かりやすい変化のため、張り替えを検討する方も多いかもしれないですが、湿気の多い梅雨の時期のみ床がきしむような場合は、湿気を吸って少し変形しているのみなので張り替える必要はない可能性もあります。
しかし、長期間に渡ってきしんでいる場合は、大きく変形していることが考えられるので、張り替えを検討した方が良いでしょう。
また、床が沈む場合はきしむだけの時よりも劣化が進んでいる可能性が高く、床板だけでなくそれを支える下の構造にも問題があることもあります。
そのため、床が沈む場合には専門業者に相談するのがおすすめです。
床の傷が目立つ
床の傷が目立ち、綺麗にしたいという場合も張り替えを検討するでしょう。
合板フローリングと呼ばれる複数の木材を貼り合わせて作った床材の場合は表面の傷を修理することは難しく、張り替える必要があります。
一方で、無垢フローリングという1本の木から切り出した床板の場合は、表面を削ることで綺麗な面を出すことができるため、張り替えの必要はありません。
使用している床材を調べて、必要なら張り替えをすると良いでしょう。
部屋の用途を変える
フローリングの劣化が張り替えのタイミングになることが多いですが、それ以外にも張り替えがおすすめのタイミングがあります。
家族構成などに変化があり、部屋を落ち着いた寝室から子ども部屋に変更するような場合や、家具などを揃え直して模様替えをしようするタイミングでは、壁紙などと合わせてフローリングも張り替えると部屋の印象を用途に合う様に変えることができるのでおすすめです。
高い機能のあるフローリングが必要になった
フローリングには色や柄によって部屋の印象を決める以外の機能を備えたものがあります。
そのため、生活の変化に合わせて必要な機能を持ったフローリングに張り替えることで過ごしやすくなります。
例えば犬を飼い始めたという場合には、汚れに強い機能を持ったフローリングにすることで普段の床掃除が楽になるでしょう。
フローリングのリフォームについて気になる方は「フローリングのリフォーム費用はいくら?床材による費用の違い解説!」も併せてご覧ください。
張り替え方法は2種類
フローリングを張り替えることにした場合、張替えと重ね張りという2つの方法から選ぶことになります。
張替えは、元の床材を剥がして新しい床材を張る方法、重ね張りは元の床材の上に新しい床材を貼り付ける方法です。
ここではその2つの方法についてメリットとデメリットをご紹介します。
張替えのメリット
張替えの大きなメリットは、一度床材を剥がすため、下地の確認ができることです。
床に沈みなどが起きている場合は床板だけでなくその下に問題がある可能性があるため、沈みを解消するためには原因を確認できる張替えの方が向いています。
張替えのデメリット
デメリットは、一度床材を剥がす手間がかかるため、費用が高くなることと、張り替えにかかる時間が長いということです。
工賃だけでなく、元々使っていた床材の処分費もかかるため、重ね張りよりもどうしても費用は高くなってしまいます。
重ね張りのメリット
重ね張りは元の床材を剥がす必要が無いため、費用を抑えることができ、1部屋の張替えに1日もかからないなど、工期が短く済むというメリットがあります。
表面の汚れや傷が気になる、色や柄を変えたいといった希望のみで、大きな劣化が見られないようであれば、上から新しい床材を貼り付けることで解消できるので、手軽な重ね張りがおすすめです。
重ね張りのデメリット
デメリットは下地の状態が確認できないことです。
下地の問題で発生していたきしみや沈みは、重ね張りの工事を行っても解消出来ない場合があります。
また、床の高さが上がるので、ドアの開閉がしにくくなる可能性もあり、事前に確認しておく必要があります。
費用決定に関わる要因
フローリングを張り替えるとなった時に気になるのが費用ではないでしょうか。
ここではその費用が変動する要因について説明します。
元々使っていた床材によって変わる
元々使っていた床材がフローリングではなく、新しくフローリングの部屋に変えようという場合は、元々フローリングであった場合とは費用が異なります。
例えば、カーペットから張り替える場合は、剥がしやすさの違いなどからフローリングから張り替えるよりも安くなります。
一方、畳からフローリングに張り替える場合は、床材だけでなく下地まで変える必要があるため、フローリングから張り替えるよりも高くなります。
新しく張り替える床材によって変わる
新しく張り替えるフローリングも、無垢フローリングと合板フローリングの2種類があり、どちらにするのかによって費用が異なります。
これは、工事の手間はほとんど変わりませんが、床材自体の価格が異なることが理由です。
無垢フローリングは1本の木から切り出した板をそのまま使う床材のため大量生産が難しく、価格が高くなる一方、合板フローリングは複数の板を貼り合わせて作った床材のため、価格が低くなっています。
面積によって変わる
張替えの費用はおおよそ1畳当たりで決まっているため、より広い部屋を張り替えようとすると費用は高くなります。
和室の畳をフローリングへリフォームすることについては「和室の畳をフローリングにリフォーム!DIYでもOK?費用や方法を解説」も併せてご覧ください。
フローリングの具体的な費用
例えば、元々フローリングだった6畳の部屋を複合フローリングに張り替える場合は12〜16万円ほどの費用になります。
これが元々カーペットだった場合は8〜15万円、新しい床材を無垢フローリングにすると15〜20万円、といった様に変動します。
より具体的な費用を知るためには、一度業者に見積りを依頼すると良いでしょう。
業者の選び方は?
張替えを行うとなると、誰が行うのかということも問題になります。
自分でDIYをして張替えることも可能ですが、重い板を扱う作業は思いの外大変です。
また、仕上がりの面でも専門業者に依頼した場合と比較すると差が出てしまいます。
DIYがお好きな方であれば、自分で張り替えて楽しむことも十分に可能ですが、費用を抑えるためにDIYをするのはおすすめできません。
ここでは、せっかく専門業者に頼むのであれば良い業者に頼みたいという方に向けて、選ぶ時のポイントを解説します。
施工実績が豊富にある
フローリングの張り替えは大がかりな工事ではありませんが、他の部屋との高さの調整や、壁との境目の部分の処理など、繊細に微調整する必要がある工事になります。
施工実績があるか、慣れていて技術があるかによって仕上がりが変わるため、実績の豊富な業者を選ぶと満足いく仕上がりになると考えられます。
拠点が近くにある
業者の拠点が張り替えを行う家まで近い方が、見積りやトラブルの対応などをしてもらいやすくなる他、出張費などの出費を抑えることができます。
インテリアなどの相談もできる
フローリングの種類を決める時には、その部屋の雰囲気や家具との相性なども考えたいものです。
単に張り替え工事を行う業者よりも、床材の特徴を把握していて、その部屋に適した床材選びを相談できる業者を選ぶと、より納得のいくリフォームを行えます。
まとめ
いかがでしたか。
今回の記事では、フローリングの張替えのタイミング、方法や費用などについて説明してきました。
劣化が激しかったり、部屋の使い方に変化があったりといった場合には、張替え時かもしれません。
そんな方は、施工実績が豊富で、お部屋全体のリノベーションも行っているベストリノベーションにお任せください。
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