床材の種類はなにがある?メリット・デメリットや特徴も紹介!

「床材ってどんな種類があるの?」「どんな風に床材を決めたらいいの?」

住まいのリフォームを検討した時、考えてしまうのが床材選びです。

一口に床材と言ってもさまざまな種類があり、迷ってしまうことでしょう。

この記事では、床材の代表的なフローリング・クッションフロア・フロアタイル・カーペット・畳の特徴、メリット・デメリット、メンテナンス方法について紹介します。

床材の種類は?

リフォームする場合において、床材選びは大切です。

床材には、フローリング・クッションフロア・フロアタイル・カーペット・畳の5種類があります。

どの床材を選ぶかで、部屋の雰囲気も大きく変わるでしょう。

なぜなら、床材は部屋の中でも大きな面積を占めるからです。

理想の部屋作りのため、好きな色や素材をイメージし、部屋に合った最適な床材を選んでみませんか。

【床材の種類】フローリング

リフォームを検討した時、部屋の印象を決めるのがフローリングです

フローリングにはたくさんの種類があるため、どのようなフローリングにしたらよいのかわからない人もいるでしょう。

フローリングの種類は「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2つです。

ここからは、フローリングの種類について詳しく見ていきます。

無垢フローリング

無垢フローリングは、自然な状態で利用したフローリング材を指します。

無垢フローリングの特徴は、質感、木の風合いや肌触りの良さです。

調湿作用があり、無垢フローリングを使用した部屋は、木独特の良い香りがし、リラックス効果があります。

無垢フローリングのメリット

無垢フローリングは、調湿作用があり、季節を問わず空間を快適にしてくれます

また、経年劣化しても質感や素材感を楽しめるのが魅力でしょう。

さらに耐久性が高く、傷が付いてもサンドペーパーで補修できるのがメリットです。

無垢フローリングのデメリット

無垢フローリングのデメリットは、施工に手間がかかるため、費用が高額になってしまうことです。

また、水や傷に弱く、こまめなワックスがけが必要です。

水をこぼすと、反りや曲がりなどが発生し、フローリングに隙間ができてしまいます。

こまめなメンテナンスが面倒な人には向いてない素材でしょう。

複合フローリング

複合フローリングは、合板・集成材の表面に薄板を貼り合わせたものです。

防音用・床暖房用など機能的な製品もあるため、目的に合わせて選びやすいといった特徴があります。

複合フローリングには以下の3種類があります。

  • 挽き板タイプ
  • 突き板タイプ
  • シートタイプ

複合フローリングのメリット

複合フローリングは、価格帯が幅広く、安いものから高価なものまで選べます。

無垢フローリングと比べると、表面が加工されているため、メンテナンスが簡単です。

傷に強い商品が豊富なため、子供やペットの部屋にも適しています

複合フローリングのデメリット

複合フローリングは、無垢フローリングのような調湿効果はありません

また、経年劣化で表面の化粧材がはがれ、傷が付くと補修できないのがデメリットです。

さらに、無垢フローリングと比較し、足の踏み心地が良くないと感じる人もいるでしょう。

代表的なフローリングの木材

木材は、種類により肌触りや風合いが異なります

木の種類からお気に入りのフローリング材を選びましょう。

代表的な木材を紹介します。

ウォールナット

ウォールナットは、北米原産の広葉樹で、強度が高く優しい風合いです。

床材だけではなくテーブル・高級家具・楽器などにも使われています。

ブラックチェリー

ブラックチェリーは、アメリカ東部のバラ科の広葉樹です。

経年により木肌が美しさを増します。

メープル

メープルはカエデとも呼ばれ、摩擦・衝撃に強いのが特徴です。

肌色に近い色味で、「白の女王」とも呼ばれます。

シンプルでナチュラルな部屋を好む人におすすめです。

チーク

チークは、東南アジア原産でクマツヅラ科の落葉性高木です。

耐久性に優れていることから、建築材・船舶材にも使われています。

世界三大銘木の一つです。

オーク

オークは、日本ではナラと呼ばれ、フローリング材の主流です。

家具・自動車・船・ウイスキーやワインの樽にも使われています。

硬い材質のため、傷に強くて耐水性が高いことが特徴です。

パイン

パインはマツ科の針葉樹で、柔らかな肌触りが特徴です。

熱や衝撃を吸収し、経年によって深い飴色に変化します。

ヒノキ

「ヒノキ風呂」で有名なヒノキは、耐水性と耐久性があります

住宅だけではなく神社仏閣の構造材として使われていました。

経年で味わいのある飴色になっていきます。

スギ

スギは日本の固有種で、四国・九州に分布しています。

スギの特徴は質感が軽く柔らかいことです。

フローリングのメンテナンス方法

フローリングは、日常的には乾拭きをします。

汚れはすぐに拭き取りましょう。

水分は厳禁です。

塗装方法によりお手入れ方法も異なります。

ウレタン塗装:半年に一度フローリング用のワックスを塗ります。

自然塗装:半年に一度フローリング用のオイルを塗ります。

無塗装:傷はサンドペーパーで削ります。半年に一度フローリング用のオイルを塗りましょう。

【床材の種類】クッションフロア・フロアタイル

クッションフロアは、住宅・店舗などに使われている塩化ビニール状の床材です。

またフロアタイルは、DIYで施工されることが多い、並べて貼るだけの床材を指します。

それぞれの特徴と,メリット・デメリットを見ていきます。

クッションフロア

クッションフロアは、塩化ビニール樹脂で作られたタイル状の床材です。

木目調・大理石などのさまざまなデザインがあり、部屋のイメージに合わせて選ぶことが可能です。

耐久性が高くキズや摩擦に強いといった特徴があります。

クッションフロアのメリット

クッションフロアのメリットはその価格の安さです。

同じ面積でも、クッションフロアはフローリングの半分以下の価格で購入できます。

また、防水性・防汚性も高いため、汚れを簡単に落とせるでしょう。

トイレ・洗面所におすすめの床材です。

クッションフロアのデメリット

クッションフロアは塩化ビニール樹脂のため、フローリングと比較すると、安っぽく見えてしまい質感が劣るのがデメリットです。

また、重い家具を置くと床が凹んでしまうため、大きな家具を置くことはできません。

フロアタイル

フロアタイルはポリ塩化ビニール素材の床材です。

木目調や石目柄があるフロアタイルはクッションフロアと比較し、本物に近い特徴があります。

フロアタイルのメリット

フロアタイルのメリットは、クッションフロアより丈夫なことです。

大きな家具を置いても凹む心配がありません。

また、防水性や防汚性が高く、水回りの設置に向いているでしょう。

デザインが豊富な点もフロアタイルの魅力です。

フロアタイルのデメリット

フロアタイルは硬いため、足腰の弱い人がいる家庭には向きません

さらに、熱に弱いため、床暖房では避けた方が無難です。

床暖房を考えている方は「床暖房の設置リフォームにかかる費用と期間は?注意点も解説!」も併せてご覧ください。

クッションフロア・フロアタイルのメンテナンス方法

クッションフロアとフロアタイルのメンテナンス方法を紹介していきます。

クッションフロアのメンテナンス方法

日頃のメンテナンスは、掃除機をかけ、その後水拭きをします。

汚れがひどい場合、スカットクリーナーで洗浄し、その後水拭きをしてください。

フロアタイルのメンテナンス方法

フロアタイルは、掃除機やモップ・雑巾などで掃除できます。

汚れた場合、中性洗剤を薄めたもので拭き、その後水拭きしましょう。

また、汚れ防止にはワックス掛けが効果的です。

【床材の種類】カーペット・畳

ここからは、カーペットと畳について詳細に見ていきます。

カーペット

カーペットの素材は、ウール・コットン・シルク・ナイロン・ポリエステルなどさまざまです。

カーペットのメリット・デメリット、メンテナンス方法を紹介していきます。

カーペットのメリット

カーペットは肌触りが良く、遮音性やクッション効果が高いのがメリットです。

フローリングと比べて滑りにくいといった特徴があり、高齢者でも安心して利用できます。

また、冬場も暖かく、足が冷たく感じることもありません。

カーペットのデメリット

カーペットは水分が染み込んでしまうと、乾くまでに時間がかかるのがデメリットです。

フローリングは布で拭くことですぐに乾きます。

しかし、カーペットは布製のため、すぐには乾きません。

また、ホコリを吸収するためダニが繁殖しやくなっています。

カーペットはこまめな掃除が必要なのです。

畳はイグサで作られた床材で、調湿効果があります

近年は洋室が主流となり、和室の部屋は少なくなりました。

しかし、和室はイグサの特有の香りもあり、居心地が良く、畳の良さも見直されています。

リフォームでも小上がり和室の設置は人気です。

畳のメリット

畳の特徴は、夏は涼しく、冬は暖かいことです。

フローリングやクッションフロアより柔らかく、遮音性やクッション性もあるため、高齢者や小さな子供のいる家庭には最適でしょう。

畳のデメリット

畳は経年したら、新調しなくてはならないのがデメリットです。

そのため、フローリングよりメンテナンス費がかかります。

カーペットと畳のメンテナンス方法

カーペットと畳のそれぞれのメンテナンス方法について紹介していきます。

カーペットのメンテナンス方法

カーペットのメンテナンス方法は、掃除機をかけることです。

根元のホコリを丁寧に落とすように掃除機をかけます。

汚れがひどい場合、月に一度は拭き掃除しましょう。

薄めた中性洗剤でカーペットの毛並みと逆方向に拭きます。

その後水拭きし、最後に乾拭きしましょう。

畳のメンテナンス方法

畳のメンテナンス方法は掃除機で掃除することです。

ただし、掃除機をかける場合、畳の目に沿って掃除しなくてはなりません。

目に逆らうと畳を痛めてしまうでしょう。

月に一度は乾拭きします。

汚れがひどい場合、お湯を固く絞った布で拭きましょう。

終わったら窓を開けて換気します。

拭き掃除の場合も掃除機をかける時と同様に、目に沿って拭きましょう。

和室からのリフォームを考えている方は「和室をフローリングにリフォーム!DIYでもOK?費用や方法を解説」をご覧ください。

まとめ

リフォームする時、床材を選びは重要です。

部屋の面積を占める床材は、選ぶ素材で印象が大きく変わります

最近はフローリングが人気となっていますが、その他の床材にもさまざまなメリットがあります。

s洋室のリビングに畳のある小上がり和室があると、部屋の印象も大きく変わるでしょう。

また、安心してリフォームすることを望む人は、住宅リフォーム全般の実績が豊富で、アフターフォロー体制も整っているベストリノベーションにお任せください。

新着記事

ユニットバスのリフォームにはどんな工程が必要?契約から工事内……

タイル張りのお風呂をユニットバスにリフォーム!費用やメリット……

トイレに洗面台を付けておしゃれにリフォームしよう!費用やタイ……

キッチンの通路幅の理想のサイズとは?注意したいポイントを紹介

浴室に窓を設置するメリット・デメリットは?種類を紹介

窓リフォームの種類は?費用や注意点も解説