リノベーションの工事期間の目安は?仮住まいはどうするの?
住まいをリノベーションする場合、工事期間の把握は大切です。
工事期間はさまざまな理由で延長される場合もあり、余裕を持ってプランニングすることが必要になります。
この記事ではリノベーションにかかる期間や、リノベーション期間中の仮住まいについて紹介します。
リノベーション検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
リノベーションにかかる期間は?
リノベーションする場合、工事期間の把握は重要です。
工事期間が長くなると、仮住まいの用意のほか、ライフラインの手続きも必要になるでしょう。
ここからリノベーションの工事期間について、個別に見ていきます。
フルリノベーションの場合
家を購入する場合、新築より中古住宅の方がおすすめです。
中古住宅であっても、フルリノベーションをすることにより、新築同様の家になります。
さらに費用も新築を購入するより安く抑えられます。
フルリノベーションの種類は、「表層リノベーション」と「スケルトンリノベーション」です。
【表層リノベーションとは】
表層リノベーションとは、表面だけのリノベーションです。
古い配管や断熱材の交換は含まれていません。
間取り変更もなく、見える部分のみ、暮らし方に合わせてリノベーションします。
【スケルトンリノベーションとは】
スケルトンリノベーションとは全てを解体・撤去することです。
通常のリノベーションと異なり、水回りの移動もできます。
配管や断熱材の交換まで行い、自由自在に間取り変更できるのが特長です。
中古マンションの場合
中古マンションのリノベーション期間は、表層リノベーションで3ヶ月程度、スケルトンリノベーションで6~7ヶ月程度です。
また、マンションのリノベーションは、管理組合の許可がないと工事できないため、注意が必要です。
許可が降りないと、承認されるまで工事期間も伸びてしまうでしょう。
さらに、工事期間が長いと、正月など長期の休みが入った場合も延長する可能性があります。
戸建ての場合
戸建てのリノベーション期間は、表層リノベーションで3ヶ月程度、スケルトンリノベーションで3ヶ月以上です。
戸建てで工事期間が長くなるのは、
- 床面積が大きい
- 階層が多い
- 家が複雑な構造になっている
- 天候(梅雨の時期、積雪が多い地域の冬場)により中断する
などの場合です。
また、築年数が経過し老朽化している家は、解体する時に補修工事が必要になることもあります。
さらに耐震補強工事をする場合は、住宅の基礎部分に補強工事をするため、工事期間が長くなります。
部分リノベーションの場合
部分リノベーションは、内容によって工事期間が異なります。
短いものから日数が必要なものまでさまざまです。
ここから、具体的に工事期間を見ていきます。
キッチンの工事期間
キッチンのリノベーション期間は、キッチン交換で2~4日程度、キッチン交換+床や壁のクロス張り替えで1週間程度、キッチン移動で2週間~1ヶ月程度です。
キッチンの移動は配管工事や電気工事も必要なほか、床や壁の工事も必要なため、工事期間が伸びます。
浴室の工事期間
浴室のリノベーション期間は、ユニットバスからユニットバスへの交換で3~4日程度、在来浴室から在来浴室への交換で1週間程度、在来浴室からユニットバスへの交換で1週間程度です。
風呂のリフォームについては「風呂のリフォームにかかる費用は?家のタイプ別に相場を紹介!」をご覧ください。
トイレの工事期間
トイレのリノベーション期間は、トイレ本体の交換で半日~1日程度、和式トイレから洋式トイレの交換で2~4日程度、洋式トイレの交換+床の張り替え+水道管の取り替えで2日程度です。
和式トイレを洋式に変えたい方は「和式トイレを洋式に変えるには?選び方や相場、安く行う方法も紹介!」をご覧ください。
洗面台の工事期間
洗面台のリノベーション期間は、洗面台の交換で1日程度、洗面台の交換+床・壁のクロス張り替えで2日程度です。
間取り変更の工事期間
間取り変更のリノベーション期間は、新規の壁作成で2~3日程度、壁の撤去+2つの部屋をつなげるリノベーションで5~6日程度です。
リノベーション期間が延長する場合
当初工事期間を把握していたリノベーションでも、天候などさまざまな事情で工事期間が延びてしまい、計画通りにいかないこともあります。
老朽化した一戸建ての場合は、解体により思わぬ修繕箇所が見つかると、予定通りの工事期間ではできません。
追加工事や変更により、工事期間は伸びてしまうでしょう。
また、フルリノベーションは、工事期間が長いため、GW・お盆、お正月と工事期間が重なると、その分延長となってしまいます。
屋根・外壁の改修・エクステリアまで含む一戸建ての全面改修は、天気にも左右されるでしょう。
梅雨の時期は工事ができず、延長する傾向があります。
マンションの場合でも、管理組合の許可が降りなければ工事期間の延長はあり得ます。
工事期間が延長されると、その分仮住まいの費用も発生してしまいます。
リノベーションは思った以上にさまざまな要因に左右されるものです。
計画を立てるときは余裕を持ち、梅雨の時期は避けたほうが良いです。
また、大掛かりなリノベーションが難しい場合でも、部分的なリノベーションなら気になる箇所を変更できます。
予算や工事期間の長さで難しい人は、部分リノベーションを検討してみてはいかがでしょうか。
リノベーション中の仮住まいは?
リノベーション中は仮住まいに住むことを検討しましょう。
リノベーションのプランを立てる場合、予算の中に仮住まい費用も組み込んでおくことをおすすめします。
基本的に、仮住まいが必要なのは、工事期間の長いフルリノベーションです。
ただし、部分リノベーションの場合でも、お風呂、トイレ、キッチンといった生活に必要な場所をリノベーションしている場合は利用できません。
そのような時は生活への影響が出るため、仮住まいを準備しておくことをおすすめします。
仮住まいは、期間限定の住まいだと割り切り、できるだけ費用が安いものを選びましょう。
工事期間を延長する場合、追加費用が発生するため、安いものを選ぶのがポイントです。
賃貸住宅
リノベーション会社が賃貸住宅を紹介してくれる場合もあります。
ホテルやウィークリーマンションより安く抑えられるため、おすすめです。
賃貸住宅の場合は、入居日の1ヵ月前には契約しましょう。
ウィークリーマンション
ウィークリーマンションは敷金・礼金がかからず、家具や家電も用意されているため、便利です。
また、インターネットは家賃に含まれており、手続きが不要な点も魅力でしょう。
デメリットは、滞在期間が長くなると費用が高くなる点です。
長期の場合は違う仮住まいにした方が良いでしょう。
ホテル
部分リノベーションなどで数日間の滞在ならホテルの選択肢もあります。
しかし、家族が多い場合は複数の部屋が必要なため、不向きでしょう。
仮住まいする場合に必要な手続きとは
仮住まいをする場合、ライフラインや固定電話などに関する必要な手続きがあります。
携帯電話・免許証・銀行・クレジットカードなどは、数か月程度の引っ越しであれば特に手続きの必要はありません。
ここから仮住まいをする場合の必要な手続きについて見ていきましょう。
固定電話など回線の手続き
固定電話など回線関係も使用停止にしないと基本料金が発生します。
回線は種類により停止が必要なものと必要でないものがあります。
ここから種類別に詳細を見ていきましょう。
電話の手続き
携帯電話に関しては特に必要な手続きはありません。
固定電話の場合、移転の手続きか利用休止・一時中断手続きを選択できます。
衛星放送・ケーブルテレビの手続き
仮住まいでも衛星放送・ケーブルテレビを見たい場合は、移転手続きをしましょう。
休止・一時中断の選択肢もできます。
インターネット環境とパソコンがあれば、衛星放送・ケーブルテレビを仮住まいで視聴することが可能です。
インターネットに関する手続き
インターネットに関しては、休止はできません。
ただし、使っている回線を仮住まいに移転することで、継続利用が可能です。
しかし、移転には「提供エリア内での利用」といった条件があり、条件に外れた場合は利用できません。
その場合の選択として、仮住まいで新規に回線を導入する方法があります。
リノベーションの期間がそこまで長くないのであれば、Wi-Fiをレンタルするのも一つの手です。
郵便物の転送手続き
仮住まいに移る場合、郵便局に転送届を出しましょう。
請求書など重要な書類が届いている可能性がありますが、自宅に郵便物を取りに行くのは面倒なものです。
転送届により仮住まいで郵便物を受け取れます。
まとめ
リノベーションにかかる工事期間は内容、建物の形態により大きく異なります。
フルリノベーションは工事期間が長くなるため、仮住まいが必要です。
仮住まいする場合はライフライン・インターネット・電話などの手続きをしておきましょう。
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